今回のブログ記事ではローコスト注文住宅「ゼロキューブ」について詳しく特徴・メリット・デメリットを詳しく解説していくぞい!
ゼロキューブについて詳しく知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
ゼロキューブの特徴と基本情報
- 主な特徴:明朗会計のセミオーダー規格住宅
- 構造 :2×4工法
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :FC加盟店によりバラつきあり
- 坪単価 :33~60万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★☆☆
- 断熱性能:★★☆☆☆
- 気密性能:★★★☆☆
- コスパ :★★★★☆
- 総合評価:★★★☆☆
さて!今回のブログ記事では「ゼロキューブ」の特徴・メリット・デメリットについて特集じゃな!
アシスタント諸君はゼロキューブのことは知っているかな?
ゼロキューブ…?知らないポン。
フォッフォッフォ!ゼロキューブは割と大規模な注文住宅ブランドなんじゃよ。
大分県に本社をおく「株式会社ベツダイ」が展開するローコストフランチャイズチェーン「ライフレーベル」の主力商品ブランド、それがゼロキューブシリーズなんじゃ。
あら、ゼロキューブはハウスメーカーの名前というわけではないんですね。
うむ。本体会社のベツダイやFCチェーンのライフレーベルよりも「ゼロキューブ」というブランド名の方がすでに知名度もあるようなので、当サイトでは「ゼロキューブ」で統一していくぞい。
ふむふむ。んでゼロキューブはどんな特徴があるのかな?
ゼロキューブはカンタンに言えばハコ型のシンプルデザインの「超ローコスト住宅」じゃな!
へー!超ローコスト住宅ですか!
超…!?
てことは怒りで真の力に覚醒したローコスト住宅ってこと?
いや別に怒りで覚醒したわけじゃないわ。
とにかく安いってことじゃよ。
ハコ型のシンプルデザインということはユニテハウスみたいな感じですか?
うむ。ゼロキューブの注文住宅はユニテハウスとも良く比較されるね。
ゼロキューブを検討しているならユニテハウスもチェックしておくと良いじゃろう!
■ゼロキューブと価格帯が近いハウスメーカー
ユニテハウス
パパまるハウス
秀光ビルド
タマホーム
アイダ設計
アイ工務店
飯田産業
■ゼロキューブより少し価格帯が高いハウスメーカー
桧家住宅
アイフルホーム
フィアスホーム
クレバリーホーム
アエラホーム
ヤマト住建
泉北ホーム
GLホーム
アエラホーム
ゼロキューブはハコ型のシンプルな見た目が特徴的な住宅シリーズです。ローコストなうえ、本体価格やオプション料金がしっかり明示された明朗会計であることもポイントです。規格ベースの注文住宅のため、設計自由度こそ低いもののリーズナブルな価格帯で頑丈なツーバイフォーの家を建てられる点は魅力的です。ハコ型のスタイリッシュなデザインもカッコイイですよね!
ゼロキューブを候補に検討している方は同価格帯のローコストハウスメーカーと比較されている方が多いです。特に東北地方の場合は、工法・フォルムが似ている「ユニテハウス」と比較される方が多いです。
またできれば、ゼロキューブよりも少し価格帯の高いハウスメーカーとも比較しておいてください。外観・内観・住宅性能はもちろんですが、その他の細かい部分も比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかるかもしれません。
ゼロキューブを候補にしている方は、上記のハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておいてください。
↓ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカー↓
↓ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカー↓
ゼロキューブの商品ラインナップと坪単価(本体価格)
ゼロキューブは超ローコスト住宅ってことですけど、坪単価はだいたいいくらくらいなんですか?
ゼロキューブは本体価格が明示されている珍しいハウスメーカーでもあるのじゃよ。
と、いうことでゼロキューブの商品ラインナップと本体価格を一覧表にしてみたぞい!
ラインナップ(シンプルモデル) | 特徴 | 本体価格 |
---|---|---|
ゼロキューブ+FUN | スタンダードモデル | 1000万円~ |
ゼロキューブ ミニ | 狭小地向けモデル | 1000万円~ |
ゼロキューブ ステップフロア | ステップフロアモデル | 1200万円~ |
ゼロキューブ 回 | 中庭のあるモデル | 1200万円~ |
ゼロキューブ シンプルスタイル | シンプルモデル | 900万円~ |
ラインナップ(北欧風) | 特徴 | 本体価格 |
---|---|---|
ヒューヴァアンドスタイル | アウトドア&北欧スタイル | 1200万円~ |
ノルディックハウス | シンプル&ナチュラルな北欧スタイル | 1300万円~ |
ブランアンジュ | プロヴァンス風住宅 | 1200万円~ |
ラインナップ(スペシャル) | 特徴 | 本体価格 |
---|---|---|
ゼロキューブTOOLS | 内装建材「toolbox」とのコラボモデル | 1500万円~ |
フリークスハウス | セレクトショップフリークスハウスとのコラボモデル | 1980万円~ |
ゼロキューブフリークス | 未発売 詳細不明 | 未定 |
ハウスキャンバス | インテリアブランド「イデー」とのコラボモデル | 1800万円~ |
ゼロキューブマリブ | マリブをイメージしたカリフォルニア工務店とのコラボモデル | 1600万円~ |
ゼロキューブウェアハウス | 倉庫をイメージにしたカリフォルニア工務店とのコラボモデル第二弾 | 1600万円~ |
ベントハウス | 弁当箱をコンセプトにしたモデル | 1800万円~ |
ゼロキューブの商品ラインナップの特徴と本体価格はこんなところじゃな!
本当だ。ゼロキューブは本体価格が明示されているんですね!
うむ。注文住宅業界は坪単価や本体価格を明示されていないケースが多いなか、ゼロキューブは本体価格を明示しておるのじゃ。明朗会計もゼロキューブの特徴の一つと言えるじゃろう。
シンプルモデルと北欧風モデルのラインナップは価格帯がけっこう安いけど、コラボモデルはけっこう価格帯が上がるんだね。
コラボモデルはコラボ先の利益も乗ってるわけだし、スペシャルなラインナップじゃから。そりゃちょっとは高くなるよ。
基本的にゼロキューブは、シンプルモデルラインナップが「スタンダードな主力商品」ってことじゃな!中でも本体価格1000万円から建てられる「ゼロキューブ+ファン」がゼロキューブのベーシックモデル。このページでも「ゼロキューブ+ファン」を中心に解説するぞい。
ゼロキューブのオプション価格
ゼロキューブは上記の商品ラインナップのなかから、ベースとなる本体を選んだらあとは好みに合わせて「+FUN(ファン)」と呼ばれるオプションを追加してカスタマイズしていくセミオーダースタイルの規格注文住宅なのじゃ。
FUNってことは「楽しみ」とかそういう意味ですかね。
うむ。ベースとなる本体に「楽しみ」を追加していくってことじゃな!(たぶん)
+FUNはたくさんの種類があるぞい。
+FUN(オプション) | 内容 | オプション価格 |
---|---|---|
+BOX | 1階に1部屋プラス | 200万円~ |
+BOX2 | 2部屋プラス | 300万円~ |
+SKY BALCONY | 屋上バルコニーをプラス | 300万円~ |
+BOX SKYBALCONY | 屋上バルコニーと1部屋プラス | 500万円~ |
+BOX2 SKYBALCONY | 屋上バルコニーと2部屋プラス | 600万円~ |
+PENTHOUSE | 屋上バルコニーにつながるペントハウスをプラス | 400万円~ |
+GARAGE | 屋根付きのガレージをプラス | 400万円~ |
+INNER GAREGE | ビルトインガレージをプラスした3階建て | 500万円~ |
はえ~。ゼロキューブにはたくさんオプションがあるんだねぇ!
オプションもこういう風に価格を明示してくれると検討しやすくて嬉しいですね!
うむ。例えば、一番スタンダードなオプションが「+BOX」という部屋を追加するオプションじゃな。これは元々四角いハコ型の家に、これまた四角い部屋を追加していく感じじゃな。
こんな感じで1階に一部屋追加すれば余った部分をウッドデッキにできたり、2階部分はバルコニーにできたりするぞい!
ウッドデッキにバルコニーか!ぼくこういうの好きポン!
ゼロキューブの工法(構造)
さて続いて、ゼロキューブの工法(構造)についてじゃ。
ゼロキューブは全てのモデルが「2×4工法」で建てているぞい!
ツーバイフォー工法は建物を面で支える工法だから地震に強いんですよね!
その通り。2×4工法は壁・床・天井を強固に密接させてモノコック構造にする外力に強い工法じゃ!
地震や台風などの負荷を建物全体にバランス良く分散させるので、外力に強いのじゃよ!
それに壁同士を密接に接合させるから気密性も良いんだよね!
うむ。2×4工法は木造軸組み工法と比較すると、気密性や断熱性でも優秀と言われているぞい。
ゼロキューブのメリット(長所)
さて、ゼロキューブの特徴や価格、工法(構造)がわかったところで次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい!まずはゼロキューブのメリットからじゃ。
- ゼロキューブのメリット(長所)
- 本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅
- 地震に強い2×4工法
- オシャレなハコ型のデザイン
じゃあ順番に解説をお願いします!
本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅
ゼロキューブの最大のメリットは「その安さ」じゃろう!
スタンダードモデルの「ゼロキューブ+FUN」は本体価格が1000万円~。オプションを多少付けたとしても坪単価は40万円前後に抑えられるじゃろう。
超ローコスト住宅というのも伊達じゃないですね!
それに「+FUN(ファン)」と呼ばれるオプションも価格が明示してある明朗会計じゃ。
+FUNシステムはわかりやすくていいよね!
ただし、ゼロキューブも他社の注文住宅と同じく+FUN(オプション)をあれもこれもと付けていけば当然ドンドン価格帯が高くなってしまうのでその点は要注意じゃよ。
地震に強い2×4工法
そしてゼロキューブは全てのモデルが地震に強い2×4工法で建てられている。これも特徴でありメリット(長所)と言えるじゃろう。
マイホームを建てるならツーバイ工法がいい!って人も多いですしね!
うむ。2×4工法は木材規格のサイズから釘を打つ場所までしっかりマニュアル化されている工法だからのう!ローコスト住宅でもツーバイ工法を採用しているなら強度や耐久性は安心と言えるじゃろう。
超ローコストの価格帯で2×4工法の家が建てられるのは嬉しいメリットだポン!
オシャレなハコ型のデザイン
そしてゼロキューブといえば、ブランド名のとおりキューブ型(四角いハコ型)のデザインが特徴的じゃな。無駄をそぎ落としたシンプルな箱型のフォルムに正方形の大きな窓。シャープなデザインでカッコいいじゃろう!
うん。四角いね。
カッコいいけど好みが分かれそうではあるポン。
うむ。確かに好みが分かれるデザインとも言えるが、ゼロキューブは建物の凸凹をなくすことで内部の居室空間を広くできているとも言える。
ちなみに間取りのサンプルプランはこんな感じじゃな。
確かに無駄がないですね!
あまり近所の人とデザインが被らなそうですし、デザイナーズ住宅的にも見えるので個人的には好きですよ!
家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!
住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!
ゼロキューブのデメリット(短所)
はい。次はゼロキューブのデメリット(短所)をピックアップしていこう。ゼロキューブのデメリットは以下の通りじゃな。
- ゼロキューブのデメリット(短所)
- 設計自由度に欠ける
- 耐震等級が統一されていない
- 断熱性能が統一されていない
- 2階に熱がこもり易い
- 外観はやや重厚感に欠ける
- 保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)
- フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
じゃあデメリットも順番に解説してポン!
設計自由度に欠ける
ゼロキューブはセミオーダースタイルの規格注文住宅なので「設計自由度に欠ける」点はデメリットと言えるじゃろう。
基本、正方形のハコ型デザインですからね。
うむ。+BOXで部屋を追加していくことも可能だが、あまりやり過ぎるとローコスト住宅としてのメリットも損なわれてしまうからね。やはり他社のフルオーダー注文住宅に比べると設計自由度は低いし、ゼロキューブの家は同じような間取りになってしまうことが多いぞい。
ま、これは規格住宅だから仕方ないと思うポン。
耐震等級が統一されていない
実はゼロキューブは耐震等級が統一されていないのじゃよ。
え?そうなんですか?
うむ。ゼロキューブはライフレーベルが展開するフランチャイズの主力ブランド。
フランチャイズ加盟店の工務店がそれぞれに個性を出しているのじゃよ。ローコストを徹底したい加盟工務店などは耐震等級を取っていないケースもあるし、その反対に標準仕様で耐震等級3の場合、耐震等級2の場合もあるようじゃ。
そうなんだ。ちょっと不安じゃん。
とはいえゼロキューブは全てのモデルで、地震に強い2×4工法を採用しているし正方形の安定した箱型デザインはバランスも良い。地震に弱いというわけではないと思うから、そこまで心配はしなくても良いと思うがね。
う~ん。それでも耐震等級はできれば最高等級3がいいなぁ。
ローコストハウスメーカーの場合はコストを削減するためにあえて耐震等級を取得しないというケースもあるからね。もし耐震等級を重視する場合は、その加盟店に直接ヒアリングすることを忘れないようにするのじゃ!
当ブログでは家づくりにおいて「安全に関わる性能」は特に重視すべき点だと考えています。特に「耐震性」には気を使ってほしいです。
現在建てられる一戸建て住宅はすべて建築基準法を満たしているため、少なくとも「耐震等級1相当」の耐震強度は確保されていますが、できれば「耐震等級3」のハウスメーカーとも比較してください。
「耐震等級1」の建物は「震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない」強度とされています。「なら安心だね!」と思うかもしれませんが、これはあくまで「倒壊・崩壊しない」のであって「ダメージ(損傷)がない」わけではありません。
つまり震度7クラスの巨大地震がもし一度でもきた場合、その建物の耐震性は著しく損なわれる可能性があるということです。もちろん補修するにもお金がかかります。
そして震度6強~7の大地震は大きな揺れが複数回にわたって起こるケースが多いです。
実際、2016年に起きた「熊本地震」では最大震度7の大きな揺れが二度発生しました。一度目の前震には耐えられた住宅も、二度目の大きな揺れによって多くの建物が倒壊しました。倒壊した中には現在の建築基準法に沿って建てられた「耐震等級1」と「耐震等級2」の住宅も含まれます。
ただし耐震等級3の建物の倒壊数は0でした。
せっかく建てるマイホーム。大地震に一度だけ耐えられる住まいで満足でしょうか?
大地震がきても、その後もマイホームに住み続けますよね?
マイホームはこの先何十年も住む拠点であり家族の命を守るシェルターです。大きな地震にも倒壊・崩壊しないことはもちろんのこと、半壊・一部破損もできればしたくないのは当然です。地震がくるたびに「どこか補修が必要な箇所はないか?」と思いを巡らせることもできればしたくないはずです。
できれば耐震性についてもじっくりと比較検討しておいてください。
断熱材・断熱性能が統一されていない
耐震等級が統一されていないのと同じく、ゼロキューブは断熱材の種類が統一されていないようなんじゃ。
断熱材も統一されていないんですね。
うむ。加盟店によってグラスウールを使っていたり、ロックウールを使っていたり、現場発泡タイプのウレタンフォームを使っていたりマチマチなんじゃ。
それじゃあ断熱性が良いのか悪いのかわからないポン。
そうじゃな。
ただ、断熱材は家にとって非常に重要なポイントじゃ。この点を統一していないということはゼロキューブはあまり断熱性には力を入れていないとも言える。
ローコスト住宅だし「標準仕様では断熱性能は特に良くはない」と考えておいた方がいいじゃろう。
詳しい断熱材については地域の加盟店に直接ヒアリングすべきじゃな!
2階に熱がこもり易い
それからゼロキューブの四角い箱型のフォルムは「夏は2階が熱い」という評判が多いようじゃな。
なんで?
一戸建ては屋根が傾斜になっていることが多いじゃろう?つまり天井と屋根の間に「屋根裏スペース」があるのじゃ。
だが、ゼロキューブは正方形のハコ型なので屋根裏がない。夏の直射日光を浴びると、屋根から熱がダイレクトに2階の居室に入ってきてしまう可能性が高いのじゃよ。
あぁなるほど。ハコ型のデザインにはそういうデメリットもあったんですね。
加えていえば、ゼロキューブは断熱性能も加盟店によってマチマチだったり不安な面も多い。天井の断熱材が薄ければ、さらに2階に熱がこもりやすくなってしまうかもしれない。この点もあらかじめよくヒアリングすべき点じゃな。
外観はやや重厚感に欠ける
ゼロキューブの外観はデザイン性が高いし好きな人は好きだと思うが、外壁はガルバリウム鋼板やサイディングを使っているため、タイル外壁やALC外壁などの注文住宅と比べるとやや重厚感・高級感には欠けると言えるじゃろう。
こればっかりはセンスだポン。
ぼくはなんか「秘密基地」感があって好きだけどね。
うむ。もちろんこういうメタリックでシャープな外観も人気じゃよ。
ただ、重厚感のあるどっしりとした家が好みの人には向かないかもしれないのぅ。
保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)
ゼロキューブは保証が物足りない点もデメリットの一つじゃな。
保証は大事だポン!ゼロキューブの初期保証は何年なの?
ゼロキューブの初期保証は以下の通りじゃな。
- ゼロキューブの保証
- 初期保証10年
- 延長保証なし
初期保証10年で延長保証はナシ、ですか。
新築住宅は法律でかならず初期保証10年が付いてくるものなので、ゼロキューブの保証は法律で定められた最低限の内容じゃな。
ま、他社でもローコスト住宅は保証が物足りないのが普通。この点は仕方ないと考えるべきじゃな。
フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
前述のとおり、ゼロキューブはライフレーベルというFCチェーンが展開するハウスブランド。
フランチャイズ加盟店のレベルによって設計・施工にバラつきがでる可能性はやはりあるじゃろう。
フランチャイズハウスブランドの宿命ですね。
フランチャイズハウスブランドはスケールメリットを活かしてコストを下げられるし、メリットも多いが、加盟店レベルに多少の差はどうしてもあるもの。
この点は仕方ないことと割り切るべきじゃな。
レベルが低い加盟店がどうかを判断するためにも「複数社で比較・相見積もりをとること」が必要不可欠じゃよ。
ゼロキューブが向いている人・向いていない人
じゃあ、最後にゼロキューブで注文住宅を建てるのが向いている人・向いていない人を教えてポン!
うむ。
ゼロキューブは「超ローコストで2×4工法の家を建てられる」ことが大きな特徴じゃ。耐震等級こそ統一されていないものの、木材サイズから釘の場所までしっかりマニュアル化されたツーバイフォー工法なら、安全面ではほぼ問題ないじゃろう。とにかくローコストで頑丈なツーバイフォーの家を建てたい人にはオススメじゃな。
ただ注意すべきはゼロキューブの断熱性能じゃな。断熱材の種類も加盟店によってマチマチのようだし、この点はしっかりヒアリングすべき。断熱性を重視する人はオプションでのグレードアップも検討すべきじゃな。
それとゼロキューブはデザイン性は高いがあくまでセミオーダータイプのローコスト住宅じゃ。自分好みの間取りを造りたい人やマイホームに重厚感・高級感を求める人には不向きと言えるじゃろう。
- ゼロキューブが向いている人
- とにかく安く注文住宅を建てたい人
- 2×4工法の家を求める人
- ゼロキューブが向いていない人
- 重厚感・高級感を重視する人
- 設計自由度を求める人
- 断熱性能を重視する人
- 耐震等級を重視する人
- トータルコスト(メンテナンス費用など)を重視する人
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
今回の記事をまとめると
- ゼロキューブのメリット(長所)
- 本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅
- 地震に強い2×4工法
- オシャレなハコ型のデザイン
- ゼロキューブのデメリット(短所)
- 設計自由度に欠ける
- 耐震等級が統一されていない
- 断熱性能が統一されていない
- 2階に熱がこもり易い
- 外観はやや重厚感に欠ける
- 保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)
- フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
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