ゼロキューブの注文住宅について特徴・メリット・デメリットを解説します!

ゼロキューブ アイキャッチゼロキューブの解説ブログ
マイホーム博士
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今回のブログ記事ではローコスト注文住宅「ゼロキューブ」について詳しく特徴・メリット・デメリットを詳しく解説していくぞい!

 

ゼロキューブについて詳しく知りたい人はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!

ゼロキューブの特徴と基本情報

  • 主な特徴:明朗会計のセミオーダー規格住宅
  • 構造  :2×4工法
  • 基礎  :べた基礎
  • 断熱材 :FC加盟店によりバラつきあり
  • 坪単価 :33~60万円前後
  • ZEH :対応可能
  • 耐震性能:★★★☆☆
  • 断熱性能:★★☆☆☆
  • 気密性能:★★★☆☆
  • コスパ :★★★★☆
  • 総合評価:★★★☆☆
マイホーム博士
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さて!今回のブログ記事では「ゼロキューブ」の特徴・メリット・デメリットについて特集じゃな!
アシスタント諸君はゼロキューブのことは知っているかな?

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ゼロキューブ…?知らないポン。

マイホーム博士
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フォッフォッフォ!ゼロキューブは割と大規模な注文住宅ブランドなんじゃよ。

 

大分県に本社をおく「株式会社ベツダイ」が展開するローコストフランチャイズチェーン「ライフレーベル」の主力商品ブランド、それがゼロキューブシリーズなんじゃ。

助手ちゃん
助手ちゃん

あら、ゼロキューブはハウスメーカーの名前というわけではないんですね。

マイホーム博士
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うむ。本体会社のベツダイやFCチェーンのライフレーベルよりも「ゼロキューブ」というブランド名の方がすでに知名度もあるようなので、当サイトでは「ゼロキューブ」で統一していくぞい。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ふむふむ。んでゼロキューブはどんな特徴があるのかな?

マイホーム博士
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ゼロキューブはカンタンに言えばハコ型のシンプルデザインの「超ローコスト住宅」じゃな!

助手ちゃん
助手ちゃん

へー!超ローコスト住宅ですか!

たぬきちゃん
たぬきちゃん

超…!?

てことは怒りで真の力に覚醒したローコスト住宅ってこと?

マイホーム博士
マイホーム博士

いや別に怒りで覚醒したわけじゃないわ。

とにかく安いってことじゃよ。

助手ちゃん
助手ちゃん

ハコ型のシンプルデザインということはユニテハウスみたいな感じですか?

マイホーム博士
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うむ。ゼロキューブの注文住宅はユニテハウスとも良く比較されるね。

ゼロキューブを検討しているならユニテハウスもチェックしておくと良いじゃろう!

ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカーは?

■ゼロキューブと価格帯が近いハウスメーカー
ユニテハウス
パパまるハウス
秀光ビルド
タマホーム
アイダ設計
アイ工務店
飯田産業

■ゼロキューブより少し価格帯が高いハウスメーカー
桧家住宅
アイフルホーム
フィアスホーム
クレバリーホーム
アエラホーム
ヤマト住建
泉北ホーム
GLホーム
アエラホーム

ゼロキューブはハコ型のシンプルな見た目が特徴的な住宅シリーズです。ローコストなうえ、本体価格やオプション料金がしっかり明示された明朗会計であることもポイントです。規格ベースの注文住宅のため、設計自由度こそ低いもののリーズナブルな価格帯で頑丈なツーバイフォーの家を建てられる点は魅力的です。ハコ型のスタイリッシュなデザインもカッコイイですよね!

ゼロキューブを候補に検討している方は同価格帯のローコストハウスメーカーと比較されている方が多いです。特に東北地方の場合は、工法・フォルムが似ている「ユニテハウス」と比較される方が多いです。

またできれば、ゼロキューブよりも少し価格帯の高いハウスメーカーとも比較しておいてください。外観・内観・住宅性能はもちろんですが、その他の細かい部分も比較することで「新たに重視すべき部分」が見つかるかもしれません。

ゼロキューブを候補にしている方は、上記のハウスメーカーの中から少なくとも4~5社程度と比較しておいてください。

↓ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカー↓

≫競合ハウスメーカーとスペックを比較しよう!≪

上記の「ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカー」の多くがライフルホームズでカタログを無料で取り寄せられます。ゼロキューブの競合ハウスメーカーを比較するなら以下の手順がオススメ。約3分で完了し、もちろん無料です。

①価格帯を指定せずに建築予定地を選択or「ローコスト住宅」から選択
②対応メーカーから欲しいカタログにチェック

↓ゼロキューブとよく比較されるハウスメーカー↓

≫競合ハウスメーカーとスペックを比較しよう!≪

ゼロキューブの商品ラインナップと坪単価(本体価格)

助手ちゃん
助手ちゃん

ゼロキューブは超ローコスト住宅ってことですけど、坪単価はだいたいいくらくらいなんですか?

マイホーム博士
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ゼロキューブは本体価格が明示されている珍しいハウスメーカーでもあるのじゃよ。
と、いうことでゼロキューブの商品ラインナップと本体価格一覧表にしてみたぞい!

ラインナップ(シンプルモデル)特徴本体価格
ゼロキューブ+FUNスタンダードモデル1000万円~
ゼロキューブ ミニ狭小地向けモデル1000万円~
ゼロキューブ ステップフロアステップフロアモデル1200万円~
ゼロキューブ 回中庭のあるモデル1200万円~
ゼロキューブ シンプルスタイルシンプルモデル900万円~
ラインナップ(北欧風)特徴本体価格
ヒューヴァアンドスタイルアウトドア&北欧スタイル1200万円~
ノルディックハウスシンプル&ナチュラルな北欧スタイル1300万円~
ブランアンジュプロヴァンス風住宅1200万円~
ラインナップ(スペシャル)特徴本体価格
ゼロキューブTOOLS内装建材「toolbox」とのコラボモデル1500万円~
フリークスハウスセレクトショップフリークスハウスとのコラボモデル1980万円~
ゼロキューブフリークス未発売 詳細不明未定
ハウスキャンバスインテリアブランド「イデー」とのコラボモデル1800万円~
ゼロキューブマリブマリブをイメージしたカリフォルニア工務店とのコラボモデル1600万円~
ゼロキューブウェアハウス倉庫をイメージにしたカリフォルニア工務店とのコラボモデル第二弾1600万円~
ベントハウス弁当箱をコンセプトにしたモデル1800万円~
マイホーム博士
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ゼロキューブの商品ラインナップの特徴と本体価格はこんなところじゃな!

助手ちゃん
助手ちゃん

本当だ。ゼロキューブは本体価格が明示されているんですね!

マイホーム博士
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うむ。注文住宅業界は坪単価や本体価格を明示されていないケースが多いなか、ゼロキューブは本体価格を明示しておるのじゃ。明朗会計もゼロキューブの特徴の一つと言えるじゃろう。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

シンプルモデルと北欧風モデルのラインナップは価格帯がけっこう安いけど、コラボモデルはけっこう価格帯が上がるんだね。

マイホーム博士
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コラボモデルはコラボ先の利益も乗ってるわけだし、スペシャルなラインナップじゃから。そりゃちょっとは高くなるよ。

 

基本的にゼロキューブは、シンプルモデルラインナップが「スタンダードな主力商品」ってことじゃな!中でも本体価格1000万円から建てられる「ゼロキューブ+ファン」がゼロキューブのベーシックモデル。このページでも「ゼロキューブ+ファン」を中心に解説するぞい。

ゼロキューブのオプション価格

マイホーム博士
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ゼロキューブは上記の商品ラインナップのなかから、ベースとなる本体を選んだらあとは好みに合わせて「+FUN(ファン)」と呼ばれるオプションを追加してカスタマイズしていくセミオーダースタイルの規格注文住宅なのじゃ。

助手ちゃん
助手ちゃん

FUNってことは「楽しみ」とかそういう意味ですかね。

マイホーム博士
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うむ。ベースとなる本体に「楽しみ」を追加していくってことじゃな!(たぶん)
+FUNはたくさんの種類があるぞい。

+FUN(オプション)内容オプション価格
+BOX1階に1部屋プラス200万円~
+BOX22部屋プラス300万円~
+SKY BALCONY屋上バルコニーをプラス300万円~
+BOX SKYBALCONY屋上バルコニーと1部屋プラス500万円~
+BOX2 SKYBALCONY屋上バルコニーと2部屋プラス600万円~
+PENTHOUSE屋上バルコニーにつながるペントハウスをプラス400万円~
+GARAGE屋根付きのガレージをプラス400万円~
+INNER GAREGEビルトインガレージをプラスした3階建て500万円~
たぬきちゃん
たぬきちゃん

はえ~。ゼロキューブにはたくさんオプションがあるんだねぇ!

助手ちゃん
助手ちゃん

オプションもこういう風に価格を明示してくれると検討しやすくて嬉しいですね!

マイホーム博士
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うむ。例えば、一番スタンダードなオプションが「+BOX」という部屋を追加するオプションじゃな。これは元々四角いハコ型の家に、これまた四角い部屋を追加していく感じじゃな。

 

こんな感じで1階に一部屋追加すれば余った部分をウッドデッキにできたり、2階部分はバルコニーにできたりするぞい!

ゼロキューブ +BOX

ゼロキューブ +BOX

ゼロキューブ +BOX 間取りサンプル

ゼロキューブ +BOX 間取りサンプル

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ウッドデッキにバルコニーか!ぼくこういうの好きポン!

ゼロキューブの工法(構造)

マイホーム博士
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さて続いて、ゼロキューブの工法(構造)についてじゃ。
ゼロキューブは全てのモデルが「2×4工法」で建てているぞい!

助手ちゃん
助手ちゃん

ツーバイフォー工法は建物を面で支える工法だから地震に強いんですよね!

マイホーム博士
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その通り。2×4工法は壁・床・天井を強固に密接させてモノコック構造にする外力に強い工法じゃ!

地震や台風などの負荷を建物全体にバランス良く分散させるので、外力に強いのじゃよ!

たぬきちゃん
たぬきちゃん

それに壁同士を密接に接合させるから気密性も良いんだよね!

マイホーム博士
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うむ。2×4工法は木造軸組み工法と比較すると、気密性や断熱性でも優秀と言われているぞい。

ゼロキューブのメリット(長所)

マイホーム博士
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さて、ゼロキューブの特徴や価格、工法(構造)がわかったところで次は具体的なメリット(長所)デメリット(短所)について解説していくぞい!まずはゼロキューブのメリットからじゃ。

ゼロキューブのメリット(長所)
本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅
地震に強い2×4工法
オシャレなハコ型のデザイン
助手ちゃん
助手ちゃん

じゃあ順番に解説をお願いします!

本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅

マイホーム博士
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ゼロキューブの最大のメリットは「その安さ」じゃろう!
スタンダードモデルの「ゼロキューブ+FUN」は本体価格が1000万円~。オプションを多少付けたとしても坪単価は40万円前後に抑えられるじゃろう。

助手ちゃん
助手ちゃん

超ローコスト住宅というのも伊達じゃないですね!

マイホーム博士
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それに「+FUN(ファン)」と呼ばれるオプションも価格が明示してある明朗会計じゃ。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

+FUNシステムはわかりやすくていいよね!

マイホーム博士
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ただし、ゼロキューブも他社の注文住宅と同じく+FUN(オプション)をあれもこれもと付けていけば当然ドンドン価格帯が高くなってしまうのでその点は要注意じゃよ。

地震に強い2×4工法

マイホーム博士
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そしてゼロキューブは全てのモデルが地震に強い2×4工法で建てられている。これも特徴でありメリット(長所)と言えるじゃろう。

助手ちゃん
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マイホームを建てるならツーバイ工法がいい!って人も多いですしね!

マイホーム博士
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うむ。2×4工法は木材規格のサイズから釘を打つ場所までしっかりマニュアル化されている工法だからのう!ローコスト住宅でもツーバイ工法を採用しているなら強度や耐久性は安心と言えるじゃろう。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

超ローコストの価格帯で2×4工法の家が建てられるのは嬉しいメリットだポン!

オシャレなハコ型のデザイン

マイホーム博士
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そしてゼロキューブといえば、ブランド名のとおりキューブ型(四角いハコ型)のデザインが特徴的じゃな。無駄をそぎ落としたシンプルな箱型のフォルムに正方形の大きな窓。シャープなデザインでカッコいいじゃろう!

ゼロキューブ 外観

ゼロキューブ 外観

たぬきちゃん
たぬきちゃん

うん。四角いね。
カッコいいけど好みが分かれそうではあるポン。

マイホーム博士
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うむ。確かに好みが分かれるデザインとも言えるが、ゼロキューブは建物の凸凹をなくすことで内部の居室空間を広くできているとも言える。

ちなみに間取りのサンプルプランはこんな感じじゃな。

ゼロキューブ 間取りサンプル

ゼロキューブ 間取りサンプル

助手ちゃん
助手ちゃん

確かに無駄がないですね!
あまり近所の人とデザインが被らなそうですし、デザイナーズ住宅的にも見えるので個人的には好きですよ!

注文住宅のデザインで後悔しないために

家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!

住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!

好みのマイホームのデザインを比較してみよう!≫

ゼロキューブのデメリット(短所)

マイホーム博士
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はい。次はゼロキューブのデメリット(短所)をピックアップしていこう。ゼロキューブのデメリットは以下の通りじゃな。

ゼロキューブのデメリット(短所)
設計自由度に欠ける
耐震等級が統一されていない
断熱性能が統一されていない
2階に熱がこもり易い
外観はやや重厚感に欠ける
保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)
フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
たぬきちゃん
たぬきちゃん

じゃあデメリットも順番に解説してポン!

設計自由度に欠ける

マイホーム博士
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ゼロキューブはセミオーダースタイルの規格注文住宅なので「設計自由度に欠ける」点はデメリットと言えるじゃろう。

助手ちゃん
助手ちゃん

基本、正方形のハコ型デザインですからね。

マイホーム博士
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うむ。+BOXで部屋を追加していくことも可能だが、あまりやり過ぎるとローコスト住宅としてのメリットも損なわれてしまうからね。やはり他社のフルオーダー注文住宅に比べると設計自由度は低いし、ゼロキューブの家は同じような間取りになってしまうことが多いぞい。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ま、これは規格住宅だから仕方ないと思うポン。

耐震等級が統一されていない

マイホーム博士
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実はゼロキューブは耐震等級が統一されていないのじゃよ。

助手ちゃん
助手ちゃん

え?そうなんですか?

マイホーム博士
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うむ。ゼロキューブはライフレーベルが展開するフランチャイズの主力ブランド。
フランチャイズ加盟店の工務店がそれぞれに個性を出しているのじゃよ。ローコストを徹底したい加盟工務店などは耐震等級を取っていないケースもあるし、その反対に標準仕様で耐震等級3の場合、耐震等級2の場合もあるようじゃ。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

そうなんだ。ちょっと不安じゃん。

マイホーム博士
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とはいえゼロキューブは全てのモデルで、地震に強い2×4工法を採用しているし正方形の安定した箱型デザインはバランスも良い。地震に弱いというわけではないと思うから、そこまで心配はしなくても良いと思うがね。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

う~ん。それでも耐震等級はできれば最高等級3がいいなぁ。

マイホーム博士
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ローコストハウスメーカーの場合はコストを削減するためにあえて耐震等級を取得しないというケースもあるからね。もし耐震等級を重視する場合は、その加盟店に直接ヒアリングすることを忘れないようにするのじゃ!

大地震に一度だけ耐えられるマイホームで満足ですか?

当ブログでは家づくりにおいて「安全に関わる性能」は特に重視すべき点だと考えています。特に「耐震性」には気を使ってほしいです。

現在建てられる一戸建て住宅はすべて建築基準法を満たしているため、少なくとも「耐震等級1相当」の耐震強度は確保されていますが、できれば「耐震等級3」のハウスメーカーとも比較してください。

「耐震等級1」の建物は「震度6強~7程度の地震に対して倒壊・崩壊しない」強度とされています。「なら安心だね!」と思うかもしれませんが、これはあくまで「倒壊・崩壊しない」のであって「ダメージ(損傷)がない」わけではありません。

つまり震度7クラスの巨大地震がもし一度でもきた場合、その建物の耐震性は著しく損なわれる可能性があるということです。もちろん補修するにもお金がかかります。

そして震度6強~7の大地震は大きな揺れが複数回にわたって起こるケースが多いです。

実際、2016年に起きた「熊本地震」では最大震度7の大きな揺れが二度発生しました。一度目の前震には耐えられた住宅も、二度目の大きな揺れによって多くの建物が倒壊しました。倒壊した中には現在の建築基準法に沿って建てられた「耐震等級1」と「耐震等級2」の住宅も含まれます。

ただし耐震等級3の建物の倒壊数は0でした。

せっかく建てるマイホーム。大地震に一度だけ耐えられる住まいで満足でしょうか?

大地震がきても、その後もマイホームに住み続けますよね?

マイホームはこの先何十年も住む拠点であり家族の命を守るシェルターです。大きな地震にも倒壊・崩壊しないことはもちろんのこと、半壊・一部破損もできればしたくないのは当然です。地震がくるたびに「どこか補修が必要な箇所はないか?」と思いを巡らせることもできればしたくないはずです。

できれば耐震性についてもじっくりと比較検討しておいてください。

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断熱材・断熱性能が統一されていない

マイホーム博士
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耐震等級が統一されていないのと同じく、ゼロキューブは断熱材の種類が統一されていないようなんじゃ。

助手ちゃん
助手ちゃん

断熱材も統一されていないんですね。

マイホーム博士
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うむ。加盟店によってグラスウールを使っていたり、ロックウールを使っていたり、現場発泡タイプのウレタンフォームを使っていたりマチマチなんじゃ。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

それじゃあ断熱性が良いのか悪いのかわからないポン。

マイホーム博士
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そうじゃな。
ただ、断熱材は家にとって非常に重要なポイントじゃ。この点を統一していないということはゼロキューブはあまり断熱性には力を入れていないとも言える。

ローコスト住宅だし「標準仕様では断熱性能は特に良くはない」と考えておいた方がいいじゃろう。

詳しい断熱材については地域の加盟店に直接ヒアリングすべきじゃな!

2階に熱がこもり易い

マイホーム博士
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それからゼロキューブの四角い箱型のフォルムは「夏は2階が熱い」という評判が多いようじゃな。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

なんで?

マイホーム博士
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一戸建ては屋根が傾斜になっていることが多いじゃろう?つまり天井と屋根の間に「屋根裏スペース」があるのじゃ。

 

だが、ゼロキューブは正方形のハコ型なので屋根裏がない。夏の直射日光を浴びると、屋根から熱がダイレクトに2階の居室に入ってきてしまう可能性が高いのじゃよ。

助手ちゃん
助手ちゃん

あぁなるほど。ハコ型のデザインにはそういうデメリットもあったんですね。

マイホーム博士
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加えていえば、ゼロキューブは断熱性能も加盟店によってマチマチだったり不安な面も多い。天井の断熱材が薄ければ、さらに2階に熱がこもりやすくなってしまうかもしれない。この点もあらかじめよくヒアリングすべき点じゃな。

外観はやや重厚感に欠ける

マイホーム博士
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ゼロキューブの外観はデザイン性が高いし好きな人は好きだと思うが、外壁はガルバリウム鋼板やサイディングを使っているため、タイル外壁やALC外壁などの注文住宅と比べるとやや重厚感・高級感には欠けると言えるじゃろう。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

こればっかりはセンスだポン。
ぼくはなんか「秘密基地」感があって好きだけどね。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。もちろんこういうメタリックでシャープな外観も人気じゃよ。
ただ、重厚感のあるどっしりとした家が好みの人には向かないかもしれないのぅ。

保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)

マイホーム博士
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ゼロキューブは保証が物足りない点もデメリットの一つじゃな。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

保証は大事だポン!ゼロキューブの初期保証は何年なの?

マイホーム博士
マイホーム博士

ゼロキューブの初期保証は以下の通りじゃな。

ゼロキューブの保証
初期保証10年
延長保証なし
助手ちゃん
助手ちゃん

初期保証10年で延長保証はナシ、ですか。

マイホーム博士
マイホーム博士

新築住宅は法律でかならず初期保証10年が付いてくるものなので、ゼロキューブの保証は法律で定められた最低限の内容じゃな。

ま、他社でもローコスト住宅は保証が物足りないのが普通。この点は仕方ないと考えるべきじゃな。

フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある

マイホーム博士
マイホーム博士

前述のとおり、ゼロキューブはライフレーベルというFCチェーンが展開するハウスブランド。
フランチャイズ加盟店のレベルによって設計・施工にバラつきがでる可能性はやはりあるじゃろう。

助手ちゃん
助手ちゃん

フランチャイズハウスブランドの宿命ですね。

マイホーム博士
マイホーム博士

フランチャイズハウスブランドはスケールメリットを活かしてコストを下げられるし、メリットも多いが、加盟店レベルに多少の差はどうしてもあるもの。

この点は仕方ないことと割り切るべきじゃな。

レベルが低い加盟店がどうかを判断するためにも「複数社で比較・相見積もりをとること」が必要不可欠じゃよ。

ゼロキューブが向いている人・向いていない人

たぬきちゃん
たぬきちゃん

じゃあ、最後にゼロキューブで注文住宅を建てるのが向いている人・向いていない人を教えてポン!

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。
ゼロキューブは「超ローコストで2×4工法の家を建てられる」ことが大きな特徴じゃ。耐震等級こそ統一されていないものの、木材サイズから釘の場所までしっかりマニュアル化されたツーバイフォー工法なら、安全面ではほぼ問題ないじゃろう。とにかくローコストで頑丈なツーバイフォーの家を建てたい人にはオススメじゃな。

 

ただ注意すべきはゼロキューブの断熱性能じゃな。断熱材の種類も加盟店によってマチマチのようだし、この点はしっかりヒアリングすべき。断熱性を重視する人はオプションでのグレードアップも検討すべきじゃな。

 

それとゼロキューブはデザイン性は高いがあくまでセミオーダータイプのローコスト住宅じゃ。自分好みの間取りを造りたい人やマイホームに重厚感・高級感を求める人には不向きと言えるじゃろう。

ゼロキューブが向いている人
とにかく安く注文住宅を建てたい人
2×4工法の家を求める人
ゼロキューブが向いていない人
重厚感・高級感を重視する人
設計自由度を求める人
断熱性能を重視する人
耐震等級を重視する人
トータルコスト(メンテナンス費用など)を重視する人

ローコスト住宅を検討しているなら比較は"超"大事です!≪PR≫

助手ちゃん
助手ちゃん
ローコスト住宅っていいですよね! わたし安くて素敵なマイホームを建てたいです!
マイホーム博士
マイホーム博士
うむ。最近はローコスト住宅でもオシャレな家が増えているからね。 ただし!ローコスト住宅を選ぶのならば比較はより徹底してすべき!じゃぞ!
たぬきちゃん
たぬきちゃん
なんでや?
マイホーム博士
マイホーム博士
ローコスト住宅は大手・中堅ハウスメーカーと比較して、やはり住宅性能が弱点だったり安い住宅建材を使っていてメンテナンス費用が高く付いてしまうことなどもあるのじゃよ。   もちろん中堅・大手ハウスメーカーでも比較は大切だが、ローコスト住宅を選ぶなら「なぜ安いのか?」「どの部分でコストカットしているのか?」を見極めるためにも比較検討・相見積もりはより念入りにやるべきなんじゃ。
たぬきちゃん
たぬきちゃん
なるほどね。 じゃあ、どうやってローコスト住宅を比較すればいいの?
マイホーム博士
マイホーム博士
ローコストハウスメーカーで候補を比較したいならタウンライフが断然オススメじゃよ!

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たぬきちゃん
たぬきちゃん
またタウンライフだポン。
マイホーム博士
マイホーム博士
いやタウンライフはローコスト住宅にも強いんじゃよ。 タウンライフならアエラホーム・アイフルホーム・アキュラホーム・クレバリーホーム・アイ工務店・秀光ビルドなどなどローコストハウスメーカーが盛りだくさん。ローコスト住宅のカタログをみるだけでも十分に勉強になるぞい。
助手ちゃん
助手ちゃん
なるほど。ローコスト住宅の選択肢がたくさんあるのは嬉しいですね!
マイホーム博士
マイホーム博士
しかもアエラホーム・アイフルホームは気密・断熱性に特化、クレバリーホームは外壁タイル(外観・メンテ性)に特化、アイ工務店は設計自由度に特化、秀光ビルドは安さに特化、などそれぞれのハウスメーカーが違った特長を持っているから自分にピッタリのローコスト住宅の特長を見つけやすいのじゃよ!
たぬきちゃん
たぬきちゃん
カタログをみるだけで本当にそんなのわかるんですかねぇ~?
マイホーム博士
マイホーム博士
フォッフォッフォ!大丈夫じゃ。 カタログを見比べるだけである程度は会社の特長や力を入れている箇所がわかるものじゃ。
助手ちゃん
助手ちゃん
なるほど、だからカタログ比較は重要なんですね!
マイホーム博士
マイホーム博士
うむ!いずれにしても「ローコスト住宅を選ぶなら比較検討の重要性が増す」と考えるべきじゃ! 目先の「初期費用の安さ」だけを重視して、長く住んだ時のトータルコストが高くつくのじゃ本末転倒じゃからな!
たぬきちゃん
たぬきちゃん
その通りだポン!

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今回の記事をまとめると

ゼロキューブのメリット(長所)
本体価格(坪単価)が安いローコスト住宅
地震に強い2×4工法
オシャレなハコ型のデザイン
ゼロキューブのデメリット(短所)
設計自由度に欠ける
耐震等級が統一されていない
断熱性能が統一されていない
2階に熱がこもり易い
外観はやや重厚感に欠ける
保証が物足りない(初期保証10年・延長保証なし)
フランチャイズのため加盟店のレベルに差がある
マイホーム計画で絶対に失敗しないために!

マイホームは人生でもっとも高額で大切な買い物です。誰もが絶対に失敗したくないと考えているはずなのに失敗・後悔した例は後を絶ちません。

それは「スペックの比較が足りない」からです!

マイホームに限らず、例えばTVやパソコンなどの家電製品を買う時でも「どのメーカーが性能が良いか?」「価格が安いか?」「保証が長いか?」必ず比較しますよね?

家電はこれまでに買う機会も多く、どの性能を重視すれば良いかなんとなくわかりますが、マイホーム購入はほとんどの人が初体験。なにを重視すべきかわからず「モデルハウスに見学に行ったらすぐ気に入っちゃった」「なんとなく見た目で決めてしまった」というケースが非常に多いのです。

ハッキリ言ってマイホームは見た目だけでは性能まではわかりません。皆さん見た目でわからない性能面で失敗・後悔しているケースが非常に多いのです。

マイホームはこの先何十年と住むものです。見た目のデザインももちろん大事ですが、もっと大事なことを見落とさないでください。

安全で快適なマイホームを建てるために大切なことは耐震性・断熱性・気密性・遮音性・耐久性・メンテナンス性・空気環境など、要するに「住宅性能」です。

そして性能を比較するために役立つのが無料でもらえる「住宅カタログ」です。少なくとも5社、できれば10社は無料カタログを見比べてください。

営業マンに口頭で聞くだけじゃ甘いです。悪く言うわけじゃありませんが、営業マンは性能に関する質問にはだいたい「大丈夫ですよ!」と答えます。そう言えるのは、家が快適と感じるかどうかは「個人差があるから」です。引渡し後にクレームを言っても「個人的感覚まではわからない」と言われてはもうどうしようもありません。

だから「カタログスペックで比較することが大事」なんです。公式カタログに記載されている情報に嘘はあり得ません。

それにカタログ比較・他社と競合させることは最終的な価格交渉の局面でも必ずあなたに有利になります。無料の住宅カタログを比較することは、マイホーム計画で絶対に欠かせない大切な「第一歩」です。

大事なマイホーム計画で絶対に失敗しないために、ハウスメーカー選びは必ず「カタログスペック」で比較してください。

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ちなみに住宅カタログ一括請求をすると「営業電話がバンバンかかってくるのでは?」と不安に思う方も多いと思います。日中はお仕事が忙しくて、たくさん電話がくると困る場合もあるでしょう。

そんな場合はカタログ請求をする際、自由記入欄(お問い合わせ内容の欄)がありますので、そちらに「ご連絡いただく場合はメールでお願いします」と一言書いておくのがオススメです。これだけで直接電話がかかってくる回数はかなり減ります。個人的な実体験ですが、以前15社以上を一度にカタログ請求した時にこの文言を書いたところ電話がかかってきたのは1社だけでした。

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