
今回のブログ記事では一条工務店の棟数限定モデル「アイスマイル(i-smile)」について詳しく解説していくぞい!
一条工務店の「アイスマイル(i-smile)」について知りたい人は、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
マイホーム博士のブログにお越しいただきありがとうございます!
注文住宅を検討されている方の多くは「まずは実際の家を見に行ってみよう!」と、いきなり住宅展示場に足を運んでしまう方が多いですが、あなたはどうでしょうか?もう住宅展示場に行っちゃいましたか?
はじめにハッキリ申し上げておきますが、マイホーム検討初期段階でいきなり住宅展示場に足を運ぶのはオススメしません!ズバリ「マイホームで失敗するリスク」が高まります。
いきなり住宅展示場にいくとなぜ失敗するのか?理由をわかりやすく解説したのでぜひ読んでみてください!
一条工務店の「アイスマイル(i-smile)」とは

よーし!今回もツイッターのフォロワーさんのリクエスト記事じゃ!
今回は一条工務店の限定モデル「アイスマイル(i-smile)」について特集していくぞい!

リクエストくれた方、ありがとうございます!

アイスマイル(i-smile)ってことはiが付いているし一条のiシリーズの仲間ってことかな?

いかにもアイスマイル(i-smile)はiシリーズの一角!
アイスマイルはアイスマート(i-smart)やアイキューブ(i-cube)の「弟分」的な存在と言えるじゃろうな!

アイスマイル(i-smile)は限定商品って言ってましたけど、なにが限定なんですか?

うむ。アイスマイル(i-smile)は棟数限定モデルなんじゃ。
当記事執筆時点(2020年04月)では、全国で1000棟限定で販売されているぞい!

1000棟ですか?一条工務店の集客力なら、1000棟ならあっという間に売れちゃうんじゃないですか?

いや、1000棟ってけっこうなもんじゃよ(笑)
ま、でも正直アイスマイル(i-smile)の売れ行きに関してまではわからないのじゃよ。
取りあえず2020年の春時点では絶賛販売中らしいが、現時点で1000棟のうち何棟がすでに販売済みなのかは一条のスタッフでも把握していないのじゃ。

じゃあ、いつ売り切れになっちゃうかわからないじゃん。

まぁそれはそうじゃが、さすがに商談中に「あ、すいません。今売りきれちゃいましたッス!」とか言わないだろうからそこまで心配することはないと思うぞい。

せやな!

それにアイスマイル(i-smile)は過去にも「300棟限定販売」とか「500棟限定販売」とかで何度か販売終了・復活を繰り返しているモデルなので、今回売りきれてもおそらくまた復活する可能性はあると思うけどね。
ただ復活まで数年かかるかもしれないので、もし気になるならなるべく早めに相談するに越したことはないが。

ふーん。ところでアイスマイル(i-smile)はなんで限定販売なの?

えーと…うん。それは知らん。

博士のクセに知らないんだwぷークスクス。

ぐぬぬ…。
アイスマイル(i-smile)はタブレットで間取りを選ぶ規格住宅

アイスマイル(i-smile)が棟数限定販売のモデルってのはわかりましたけど…

他にはなにかアイスマイル(i-smile)の特徴ってあるの?

うむ。アイスマイル(i-smile)の一番の特徴は、一条工務店では珍しい「セミオーダースタイルの規格住宅」って点じゃな!

なるほど。じゃあ、あらかじめ用意された間取りとか設備のなかから好みのものを選んでいくって感じですか?

その通り!アイスマイル(i-smile)では4000以上のプランが用意されており、その中から自分の希望の間取りや設備を選んでいくスタイルなんじゃ。

4000以上のプランってすごいポン。
でもそんなに種類があると、ひとつひとつ見てられない気がするけど…

フォッフォッフォ!
安心しなさい。アイスマイル(i-smile)を検討している人は、一条工務店が「専用のタブレット」を貸しだしてくれるのじゃよ。この専用タブレットではアイスマイル(i-smile)の設備や間取りなんかを上手いこと検索できるので、自分の好みの条件のものがパッとでてきて選べるのじゃ!

未来のテクノロジーやんけ!

(いや、タブレットくらいもはやそこまで未来でもないやろ…)

ま、とりあえずアイスマイル(i-smile)はタブレットで選ぶ一条工務店の規格住宅ってワケじゃ!
アイスマイルはアイキューブ1とよく似ている

次はアイスマイル(i-smile)の住宅性能について解説していくのじゃが、結論から言ってアイスマイルは同じく一条のiシリーズ「アイキューブ1」に非常によく似ているのじゃ。

アイキューブの外観イメージ

え!そうなの?
じゃあ住宅性能も相当いいんじゃないの?

うむ。アイスマイル(i-smile)も住宅性能も悪くはないぞい。
ただし、やはりiシリーズの弟分的な存在なので微妙に性能は弱体化しているけどね。
と、いうことでアイスマイルとアイキューブ1を以下の比較一覧表で比較してみよう!
家の箇所 | アイキューブ1 | アイスマイル |
---|---|---|
設計 | 自由設計 | 規格住宅 |
工法 | 2×6(外内ダブル断熱構法) | 2×6(シングル断熱構法) |
断熱材 | EPS1号相当 | EPS1号相当 |
ハイドロテクトタイル | オプション採用 | オプション採用 |
ロスガード90 | 標準採用 | 標準採用 |
全館床暖房 | 標準採用 | 標準採用 |
全館さらぽか空調 | オプション採用 | 採用不可 |
窓ガラス | Low-Eトリプルガラス(クリプトンガス) | Low-Eペアガラス(アルゴンガス封入) |
窓サッシ | 樹脂サッシ | 樹脂サッシ |
天井の高さ | 1F:2400mm 2F:2400mm |
1F:2400mm 2F:2400mm |
免震システム | 採用不可 | 採用不可 |

たしかにスペックをみると、アイキューブ(i-cube)とかなり近いみたいですね。

うむ。アイスマイルとアイキューブ1では共通する部分が多いが、微妙に違う部分もある。なので、ちょっと掘り下げて解説していこう!
アイスマイル(i-smile)の耐震性

と、いうことで一番大切な住宅性能「耐震性」から解説しよう。耐震性を語るうえで欠かせないのは工法(構造)じゃな!

アイスマイル(i-smile)はどんな工法(構造)で建てているの?

アイスマイル(i-smile)は、iシリーズだけあってアイスマート(i-smart)やアイキューブ(i-cube)と同様に「2×6工法」で建てているのじゃ!

お、一条工務店の2×6工法は優秀な工法だポン!

2×6工法は建物を面で支えているから地震エネルギーが分散しやすいし、壁が「2×4工法」よりも分厚いから強度も高いんですよね!

その通り!なのでアイスマイル(i-smile)は、耐震性の面ではアイスマート(i-smart)、アイキューブ(i-cube)と同等と考えてOKじゃよ!もちろん耐震等級も最高等級3じゃ!

さすが一条工務店!アイスマイル(i-smile)も耐震性は安心だね!
アイスマイル(i-smile)の断熱性能

次はアイスマイル(i-smile)の断熱性能について。
アイスマイル(i-smile)は2×6工法で建てていて、断熱材はアイキューブ1と同じ「EPS1号相当」を使っているぞい!

工法も同じで、断熱材も同じということはつまり断熱性能もほとんど同じってことですかね?

いや、アイキューブ(i-cube)は外内ダブル断熱構法で、アイスマイル(i-smile)はシングル断熱構法なんじゃ。
外内ダブル断熱構法の場合、内断熱に「140mm」の断熱層、外断熱に「50mm」の断熱層が設けられている。
シングル断熱構法では外断熱「50mm」がないため、断熱層は内断熱層「140mm」のみとなるのじゃ。

なるほど。アイスマイル(i-smile)の断熱層はアイスマートとかアイキューブに比べても少し薄くなっているんだね。

うむ。
それからアイスマイル(i-smile)は窓の標準仕様のレベルも若干下がる。
アイスマート、アイキューブともに窓ガラスは「クリプトンガス入りのLow-Eトリプルガラス」を使っているのじゃが、アイスマイル(i-smile)では「アルゴンガス入りのLow-Eペアガラス」なんじゃよ。

窓ガラスはトリプルガラスからペアガラスにダウングレード、封入ガスもクリプトンガスからアルゴンガスにダウングレードするんですね。
窓サッシもダウングレードするんですか?

いや、窓サッシはアイスマイル(i-smile)も「オール樹脂サッシ」なのでこの点は変わらないぞい。

じゃあアイスマイル(i-smile)は断熱層が少し薄くなって、窓ガラスも少しダウングレードってことポン。それで、アイスマイル(i-smile)のC値とかUA値はどれくらいなの?

うむ。アイスマイル(i-smile)の気密性・断熱性の数値は以下の通りじゃ。アイキューブ1の気密性・断熱性よりも若干劣る程度程度と考えていいと思うぞい。
一条工務店の商品モデル | Q値 | C値 | UA値 |
---|---|---|---|
アイスマイル | 0.89 | おそらく0.59前後 | 0.38 |
アイキューブ1 | 0.7 | 0.59 | 0.31 |

アイスマイルのQ値は若干アイキューブよりも低下しているけど、C値は変わらないんだね。

うむ。C値は気密性は表す数値で、これはほとんど変わらないそうじゃよ。

アイスマイル(i-smile)も数値をみると、かなり優秀ですね。さすがにアイスマートやアイキューブ2より若干性能が下がるとはいえ、一般的にみればめちゃくちゃ気密性・断熱性は高いと思います。

その通り。
アイスマイル(i-smile)は一条工務店のなかではややレベルが下がるとはいえ、一般的なハウスメーカーと比較すればかなり性能は高いと考えていいぞい!
アイスマイル(i-smile)の内装グレード

次はアイスマイル(i-smile)の内装グレードについて。
結論からいってアイスマイル(i-smile)は内装グレードもほとんどアイキューブと同等レベルと考えていいじゃろう。

内装グレードもアイキューブ(i-cube)と同じなんですね。

細かいことを言うなら、アイキューブ(i-cube)で選べて、アイスマイル(i-smile)では選べない設備などもあるらしいので、全く同じというわけではないが、そこまで変わらないという感じじゃな。

アイスマイル(i-smile)は規格タイプのアイキューブって感じだポン。
全館床暖房が標準仕様

一条工務店の大きな特徴といえば、全館床暖房じゃ。
アイスマイル(i-smile)でも全館床暖房は標準採用しているぞい!

マジ!?いいやん!

全館床暖房は一条工務店のウリみたいなところあるからね。なので、アイスマイル(i-smile)でも冬場はかなり快適じゃよ!気密性・断熱性も高いしね!

ちなみに、一条工務店の全館床暖房についてはこちらの記事で詳しく特集しています!
ロスガード90が標準採用

アイスマイル(i-smile)では、一条工務店の自慢の「ロスガード90」も標準採用じゃよ!

ロスガード90は熱交換率が優秀な換気システムですね!

うむ。ロスガード90は名前のとおり「熱交換率90%」を誇る優秀な換気システムじゃ!
熱損失が少ないので、気密性・断熱性の高い一条工務店の家にピッタリの設備じゃな!

っていうかロスガード90は一条の全モデルに標準採用だポン!

ちなみに、一条工務店のロスガード90はこちらの記事で詳しく解説していますよ~!
アイスマイル(i-smile)は全館さらぽか空調は採用できない

そういえば、一条のiシリーズだけに採用できる「全館さらぽか空調」ってあったじゃん。あれはアイスマイルには採用できるの?

残念。全館さらぽか空調はアイスマイルには採用できないのじゃ。
全館さらぽか空調はアイスマート・アイキューブ専用のオプション。採用したいなら、素直にアイスマートかアイキューブを選ぶべきじゃな。

一条工務店の全館さらぽか空調についてはこちらの記事で!
ハイドロテクトタイルはオプション採用可能

一条工務店といえば「ハイドロテクトタイル」も有名だけど、アイスマイル(i-smile)は採用できるの?

うむ。オプションにはなるが、ハイドロテクトタイルは採用できるぞい。

な~んだ。オプションかぁ。

っていうかハイドロテクトタイルが標準採用なのは新商品の「グランセゾン」だけだからね。ちなみにアイスマイル(i-smile)は標準仕様の外壁は、光触媒加工していない普通のタイル外壁になるぞい。

サイディングじゃなくて、タイル外壁なんですね!

じゃあ、重厚感・高級感もなかなかだポン!
アイスマイル(i-smile)の坪単価

ところでアイスマイル(i-smile)は価格帯はいくらくらいなの?規格住宅だし少し安いのかな?

うむ。アイスマイル(i-smile)は棟数限定モデルということもあり、坪単価は安いぞい。アイスマイル(i-smile)・アイスマート(i-smart)・アイキューブ(i-cube)のザックリとした坪単価を比べてみよう。
一条工務店の商品 | 坪単価 |
---|---|
アイスマイル | 50~60万円 |
アイキューブ1 | 60~70万円 |
アイキューブ2 | 65~75万円 |
アイスマート | 70~80万円 |

アイスマイル(i-smile)、けっこう安いポン!

うむ。アイスマイル(i-smile)はやっぱり規格住宅タイプだし、専用タブレットで好みの間取りを選ぶので、打ち合わせなどの回数を減らせる。トータルでかなり経費が削減できるのじゃろう。
アイスマイル(i-smile)は坪単価は他のiシリーズよりも坪単価が10~20万円前後安いと考えてOKじゃ!
一条工務店のアイスマイル(i-smile)はどういう人にオススメか?

じゃあ、最後に「一条工務店のアイスマイル(i-smile)はどんな人にオススメか?」を教えてポン!

うむ。
一条工務店のアイスマイル(i-smile)は、一言で言ってしまえばアイキューブ1の低価格版の規格住宅じゃな!
低価格版といっても、住宅性能の面では優秀じゃ。他のiシリーズと同じく2×6工法で建てているので耐震性はバツグンに優秀で、もちろん耐震等級3。気密性・断熱性も他のiシリーズには若干劣るとはいえ、それでも一般的なハウスメーカーの商品に比べれば十分ハイスペックじゃ。
ネックとしてはやはりセミオーダースタイルの規格住宅という点じゃな。特殊な敷地条件などではアイスマイルで対応できないケースもあるし、設計自由度を求める人にはあまりオススメできないが「間取りや設備は普通でOK!それよりもコスパと性能を重視したい!」という人にはオススメじゃよ!

ふむふむ!
アイスマイル(i-smile)は一条工務店のなかで性能と価格のバランスが良いモデルなのかもね!

ただし、アイスマイル(i-smile)は棟数限定(1000棟のみ)モデルなので、気になるならお早めに!
注文住宅はとにかく「比較・相見積もり」が"超重要"です!




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テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃろ?だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?


そしてなによりテレビとは比較にならんくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!





と、いうかオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?




ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。




失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5~6社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!

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今回の記事をまとめると
- アイスマイル(i-smile)の特徴
- 1000棟限定販売の規格住宅モデル(1000棟完売時点で終了)
- ただし過去にも限定販売していたため、今後も復活する可能性アリ
- 住宅性能はアイキューブ1と似ている(断熱性はやや低下)
- 内装グレードはほぼアイキューブと同等
- ハイドロテクトタイルはオプション採用可能
- ロスガード90は標準採用
- 全館床暖房は標準採用
- 全館さらぽか空調は採用不可
- 坪単価はiシリーズでもっとも安い
- アイスマイル(i-smile)のメリット
- iシリーズのなかでもっとも坪単価が安い
- 価格と性能のバランスが良い
- アイスマイル(i-smile)のデメリット
- 規格住宅のため、設計自由度は低い
- 棟数限定商品のため、売り切れ次第終了
コメント
マイホーム博士さん、いつもブログ拝見しています。一条工務店のアイスマイルはインターネットにも情報が少ないので、非常に助かりました。
アイスマイルってのもあるのか。
アイスマートの性能は寒冷地以外にはちょっとオーバースペックな気もしますので、コストを抑えたいならアイスマイルも選択肢としてはアリですね。
アイスマイル、我が家にはちょうどいい選択肢かも。とにかく価格が安いだけのローコスト住宅で建てるよりは少しだけ上乗せして一条工務店ブランドで建てた方が満足度も高そうですしね。
これもiシリーズなんですね。アイスマートに比べると格落ち感はあるけど、住宅性能のいい家をできるだけ安く買いたい人には良さそう。
シングル断熱でもUA値0.38あるのはすごい気がする。でもどうせ一条工務店で建てるならダブル断熱のモデルが良い気もする。シングル断熱でいいならもっと他社でコストを抑えられるような…。迷っています
家を建てるなら一条工務店がいいと友人に言われて気になっていました。確かに性能が良い家のようですが価格が高いので二の足を踏んでいましたが、アイスマイルという廉価版?もあるんですね。今度、話を伺いに行ってみようと思います。ありがとうございます。