
さて今回のブログ記事では「三井ホームの気密性・断熱性」について詳しく解説していくぞい!
三井ホームの注文住宅の断熱性が気になる方は、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
三井ホームは気密性は普通だが断熱性は優秀

さて!今回のブログ記事では「三井ホームの気密性・断熱性」について特集していくぞい!

三井ホームって洋風の輸入住宅っぽい可愛らしい外観が人気のハウスメーカーですよね!

三井ホームの外観イメージ

いかにも三井ホームは欧風の外観が人気のハウスメーカーじゃ。

輸入住宅っぽい家を手掛けるハウスメーカーって、気密性・断熱性に気を使っているところが多い気がするポン。

そうじゃな。結論からいって三井ホームは気密性の数値が非公表なので、なんとも言えないが断熱性は優秀なハウスメーカーじゃよ。

そうなんだ。でも、できれば気密性の数値も公表してほしいよね。

そうじゃな。でも、そもそも三井ホームは2×6工法を独自に進化させた「プレミアムモノコック構法」を採用しており、この工法は気密性・断熱性が高い構造なので、そこまで心配することはないぞい。

2×6工法は気密性・断熱性に特化した一条工務店も採用していますしね!

うむ。2×6工法は壁と壁を強固に接合して構造体を支える構造じゃ。壁で建物を支えることから、耐震性が高いのが特徴じゃが、それと同時に壁パネル同士を接合するから家にスキマができにくいことも特徴なんじゃ。
それに2×6工法は2×4工法に比べておよそ1.6倍も壁が分厚い。

壁が分厚いということはそれだけ分厚く断熱材を詰め込めるってことだポン!

その通り!だから三井ホームの「プレミアムモノコック構法」は構造の時点で気密性・断熱性にはアドバンテージがあるのじゃよ!

ツーバイ工法って設計自由度にはすこし制限がありますが、性能面では本当に優秀ですよね。
三井ホームの断熱材・分厚さ

んで、三井ホームは断熱材には何を使っているの?

うむ。三井ホームが外壁部分に採用しているメインの断熱材は「ロックウール」じゃよ!

ロックウールはグラスウールよりも少し断熱性能が高いヤツですね!

うむ。三井ホームによると、ロックウールはグラスウールよりも「約1.3倍の断熱性能が高い」のじゃ。

おー、断熱性能も1.3倍も違うんだね。

それにロックウールは「玄武岩」や「鉄炉スラグ」などに石灰を混ぜ高温で溶かして繊維状に加工した断熱材じゃ。非常に耐火性も高いぞい。
グラスウールはだいたい400℃くらいの熱で急激に体積を減少し、600℃でほぼ断熱材としての機能を失ってしまうが、ロックウールは700℃まで加熱しても形状を保持し体積の変化もない。

三井ホーム ロックウール 耐熱実験

おー!熱に強いということは、万が一の火災の時にも逃げる時間を稼いでくれるってことですし重要ですね。

それにロックウールは耐水性も高い。つまり湿気を吸って自重でずり落ちてしまうことも少ないし、カビなどにも強いのじゃな!

三井ホーム ロックウール 耐水実験

それにロックウールは無機質繊維系の断熱材なので、シロアリも食べませんし!優秀ですね。
ちなみにロックウールについてはコチラの記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてくださいね!

うむ。ロックウールは優秀な断熱材じゃよ。
ま、価格も少しだけグラスウールよりも高いけどね。

んで、三井ホームの断熱層はどれくらいの分厚さなの?分厚さも重要だポン!

そうじゃな!マイホームの断熱性には断熱材の分厚さも重要なファクター。
三井ホームの断熱層は以下の通りじゃよ!
三井ホームの断熱層 | 断熱材[分厚さ) |
---|---|
外壁 | ロックウール(140mm) |
屋根 | ダブルシールドパネル(EPS160mm) |
床下 | EPS(80mm) |

三井ホームのロックウール 分厚さ

これって分厚いの?

床下部分のEPS(80mm)だけは少し物足りない気もしてしまうが、外壁部分のロックウール140mmは分厚いと思うぞい!

ちなみにEPSとは「ビーズ法ポリスチレンフォーム」のことです。断熱材ポリスチレンフォームについて詳しくはコチラの記事で解説しています。

じゃあ屋根のダブルシールドパネルってのはなんなの??

それは次の項目で解説しよう!
三井ホームの屋根断熱「ダブルシールドパネル」

三井ホームは屋根部分にオリジナルの断熱構造部材「ダブルシールドパネル」というものを使っているのじゃ。

それはなんなの?

カンタンに言うと、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)を強固な構造用面材で挟みこんだサンドイッチ構造の建築部材じゃな!

三井ホーム ダブルシールドパネル

あ、三井ホームの特徴記事でも少し解説したやつですね!
薄いけどすごい強度って。

その通り。このダブルシールドパネルはは単体で2.4トンもの荷重に耐えるのじゃ!

すっげー!車が載っても大丈夫だポン。

ダブルシールドパネルは強度が高いだけではないぞい。
シンプルな構造でありながら、断熱性能も優れているのじゃ。
そもそも三井ホームは「天井断熱」ではなく「屋根断熱」なので、夏でも小屋裏に熱気がこもりにくいのじゃ。夏の日射熱を和らげ、夜にも室温の変化が少ないのじゃよ。

一般的な天井断熱(夏季)

ダブルシールドパネルによる屋根断熱(夏季)

確かに夏の小屋裏収納って地獄のように熱気ムンムンですもんね。

屋根断熱の家なら、夏の小屋裏も快適だポン!
三井ホームの窓断熱

次は三井ホームの窓断熱についてじゃ。三井ホームの窓断熱の装備は以下の通りじゃよ。
窓断熱箇所 | 標準仕様の装備 |
---|---|
窓ガラス | Low-Eペアガラス(アルゴンガス封入) |
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |

標準仕様でアルゴンガス入りのLow-Eペアガラスはなかなかいい装備じゃないですか?

一般的な窓断熱装備よりもほんのちょっとだけ良い装備ではあるかな。
窓サッシは普通のアルミ樹脂複合サッシだけど、これは強度と断熱性のバランスがいいからね。

三井ホームの窓断熱は普通よりもちょっとだけ良い装備ってことでOK?

うむ。ま、そんなところじゃな!
三井ホームはどっちかと言うと、気密・断熱の性能だけでなく強度・耐久度などのバランスを重視しているって感じじゃな。
三井ホームのC値 UA値

それで、三井ホームの気密性・断熱性を表す数値はどんなもんなのかな?

数値は重要なポイントです!

うむ。三井ホームの気密性・断熱性の数値は以下の通りじゃよ。
気密性・断熱性 | C値(cm2/m2) | UA値(W/m2K) |
---|---|---|
三井ホームの標準仕様 | 非公表(おそらく1.0前後) | 0.43 |

三井ホームはC値は非公表なんだ。気密性の高いツーバイ工法を採用しているのにね。

そうなんじゃ。
残念ながら三井ホームはC値は非公表。おそらくC値1.0程度の気密性は確保されているとは思うが、施主でも気密性を測定するには別途10万円の費用がかかってしまう。

気密性1.0だと、そこまで優秀という気がしないんですが…。

まぁたしかに最強クラスのC値ではない。一条工務店やスウェーデンハウスだともっと優秀じゃな。だが、一般的な一戸建て住宅と比べればC値1.0はまぁ優秀なほうじゃよ。

そうなんだ。あ、でもUA値は0.43ならかなり優秀なんじゃない?

うむ。UA値に関してはスウェーデンハウスとほぼ同じくらいの数値じゃな。かなり優秀な方と言えるじゃろう。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
三井ホームはトータルバランスに優れたハウスメーカー

まとめると三井ホームは気密性は普通、断熱性は優秀って感じですね。

ま、そんなところじゃな!
三井ホームはそこそこの気密性、優秀な断熱性を誇るが、その上で耐火性・耐水性の高い断熱材を使用しているので、家のトータル的な耐久性や安全性能は高い。三井ホームは気密性・断熱性だけでなく、マイホームのトータルの性能バランスに重きを置いているハウスメーカーと言えるじゃろうな!

なるほど!三井ホームは耐震性も優秀だし、家のトータルバランスは確かに高い水準でクリアしていますね!

三井ホームで唯一心配だとすれば気密性じゃが、もしこの点が不安なら「窓断熱の装備」をグレードアップすれば、かなり改善すると思うぞい。

なるほど!
窓断熱のグレードアップだけでいいなら、少し気楽かもね。

うむ。ただ、標準仕様でも寒冷地でなければ十分に快適に暮らせるレベルなので、そこまで心配しなくて良いとは思うけどね。
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今回の記事をまとめると
- 三井ホームの気密性は普通・断熱性は優秀
- 三井ホームの断熱材はロックウールとEPSを採用
- 屋根断熱なので、小屋裏に熱気がこもりにくい
- 窓断熱の装備は普通よりも少し上のレベル
- 三井ホームはトータルの安全性・耐久性に優れたハウスメーカー
■高気密・高断熱住宅が得意なハウスメーカー
一条工務店
スウェーデンハウス
パナソニックホームズ
北洲ハウジング
FPの家
■全館空調システムが得意なハウスメーカー
三菱地所ホーム
セキスイハイム
積水ハウス
住友林業
ダイワハウス
アエラホーム
桧家住宅
三井ホームは2×6工法を独自に進化させたプレミアムモノコック構造で建てる高気密・高断熱の家が大きな特徴です。頑丈な2×6工法で建てられた家は、全棟耐震等級3を確保しており、分厚い壁は優れた断熱性能を発揮します。
三井ホームを検討されている方は、同じく高気密・高断熱住宅を得意とするハウスメーカーと比較されている方が多いです。また、三井ホームは全館空調システム「スマートブリーズ」も人気なので、全館空調システム付きの住まいを手掛けるハウスメーカーとも比較されている方が多いです。
特に一条工務店やスウェーデンハウスは三井ホームと同様に頑丈なモノコック構造で建てているため、ぜひ比較しておきたいところ。三井ホームより、価格帯の安いセルコホームとも比較しておくといいかもしれません。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。三井ホームを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
↓三井ホームとよく比較されるハウスメーカー↓
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