
今回のブログ記事では鉄骨造を得意とする「ダイワハウスの耐震性能」と、その耐震性能を支える独自のオリジナル耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」について解説していくぞい!
ダイワハウスは標準仕様で耐震等級3

ダイワハウスは高級ハウスメーカーってことを前回のダイワハウス調査記事で学んだし、耐震性能は優秀なんですよね?!

うむ。ダイワハウスの主力商品「ジーヴォΣ」は標準装備で耐震等級3を確保しておるぞ。
ちなみに耐震等級というのは住宅性能表示制度に基づいて、建物の「地震に対する強さ」をランク付けした等級のこと。耐震等級は1から3まであって3が一番強い「最高等級」じゃ!

ダイワハウスのジーヴォΣは耐震等級で最高等級3を標準装備しているんですね!ちなみに耐震等級3というのは具体的にはどれくらいの強さなんですか?

まず耐震等級1が数百年に一度発生する地震(震度6強~7)でも倒壊しない強さとされている。そして等級2は、等級1の1.25倍の強さ、等級3は1.5倍の強さがあることを示している。
ちなみに「耐震等級1=建築基準法に定められた最低基準と同等」でもある。つまり、現行の建築基準法の耐震基準が定められた「1981年06月01日」以降に建てられた一戸建て住宅はすべて最低でも「耐震等級1」レベルの耐震性能は満たしていることになるのじゃ。

耐震等級の基礎知識サンキュウです!
じゃあ最近建てられた一戸建てはどの住宅も耐震等級1は満たしているんですね!で、ジーヴォΣはさらに高い耐震性能を持っているということか。

とはいえ「耐震等級3」は最近の大手ハウスメーカーでは「当たり前」に標準装備しているんじゃがの。むしろ大手ハウスメーカーで耐震等級3を標準で備えていないところの方が珍しいくらいじゃ。

耐震性能は高いに越したことはないポン!どこのハウスメーカーも安全性を第一に追求しているってことポン。
ダイワハウス D-NΣQST(ディーネクスト)とは

で、ダイワハウスのジーヴォΣの耐震性能を支えている重要なパーツが「D-NΣQST(ディーネクスト)」というわけじゃ。

「D-NΣQST(ディーネクスト)」ってなんか強そうな名前ポン。いったいどんなものなの?

「D-NΣQST(ディーネクスト)」はダイワハウスが独自に開発したエネルギー吸収型耐力壁のことじゃ。
名前の一部に「Σ(シグマ)」が付いておるとおり、Σ型デバイスを備えておる。画像で見た方がわかりやすいかの。

本当だ!見事にΣ型です。

このΣ型デバイスが、地震の揺れを受けることで上下にしなやかに動く。つまり地震のエネルギーをこのΣ型デバイスが効果的に吸収してくれるということじゃ。

地震のエネルギーを吸収するって凄い技術だポン。

他のハウスメーカーと比べてもジーヴォΣの耐震性能は優秀なんですか?

「全てのハウスメーカーの中で一番いい!」と断言することはできないが、個人的には「標準装備のなかではなかなか優秀なほう」じゃと思っておるぞい。
と、いうのも他のハウスメーカーはこうしたオリジナル耐力壁みたいなものは追加オプションになることが多いのじゃ。ダイワハウスはジーヴォΣには全て「D-NΣQST(ディーネクスト)」を標準搭載しておる。さすが「坪単価が高めなだけある」のう。
そして「D-NΣQST(ディーネクスト)」が搭載された建物は「地震に何度も耐えられる」ことが大きな特徴じゃ。

え!?じゃあ震度8の大地震が連続で1万回起きても大丈夫なんですか?!

たぬきくんはいきなり極端なことを言うクセがあるのう(怒)
震度8って…そんなのが連続で1万回も起きたら地球はコッパ微塵じゃろ。
そんな極端な話ではないが、「D-NΣQST(ディーネクスト)」を装備したxevoΣは地震の揺れ幅を軽減し、建物の揺れを早く収束するため外壁や構造体へのダメージも最小限に抑えることができる。
だから震度7クラスの地震に連続して耐えることが可能なんじゃ。ダイワハウスではこれを「持続型耐震構造」と呼んでおるの。
ダイワハウスは実大耐震実験で耐震性能を実証

ダイワハウスもなにかしらの地震の実験をしているんですか?

モチのロンじゃ!
ダイワハウスでは「E-ディフェンス」と呼ばれる実大三次元振動破壊施設において、ジーヴォΣに震度7クラスの加震実験を行っておる。
この実験では国内の観測史上で最大級の地震波を記録した「阪神・淡路大震災」を超える175kineの地震波を4回連続で加震したが、柱や梁の損傷はなく新築時の耐震性能を維持することを実証しておるのじゃ。

ダイワハウスは耐震性能は優秀ということですね!さすが高級ハウスメーカー。
ジーヴォΣの由来はD-NΣQST(ディーネクスト)から

あの…もしかしてですけどジーヴォΣの「Σ」って…ロックマンXのラスボスのシグマから採ったんですかね…?

いや、どう考えてもちがうじゃろ。話の流れからして「D-NΣQST(ディーネクスト)」のΣ型デバイスから採ったに決まっとるじゃろ。
ちなみにジーヴォΣはこの「D-NΣQST(ディーネクスト)」で耐震性能を確保しているおかげで、天井を高くできたり大空間・大開口の窓など開放的な間取りも実現できるのじゃ。したがって、ダイワハウスもけっこう間取りの設計自由度は高いほうじゃぞ。

ジーヴォΣって名前はΣ型デバイスを使っているからなんですね。豆知識サンキュウです!

やっぱり大空間のリビングや大開口の窓は憧れるポン!

広々空間を求める人はダイワハウスが候補に食い込んでくるかもしれんな!
注文住宅はとにかく「比較すること」が大切!










今回の記事をまとめると
- ジーヴォΣは標準で耐震等級3を取得
- ジーヴォΣはD-NΣQSTが標準搭載
- D-NΣQSTにより震度7クラスの揺れに連続で耐える
- ジーヴォΣの名前の由来はシグマ型デバイスから
- D-NΣQSTで耐震性を確保しているため設計自由度が高い
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