さて、今回のブログ記事ではダイワハウスの主力商品モデル「ジーヴォΣ」について特徴や価格(坪単価)、メリット・デメリットなど詳しく解説していくぞい!
ダイワハウスの「ジーヴォΣ」について詳しく知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
ダイワハウスの「ジーヴォΣ」とは
さて、今回のブログ記事ではダイワハウスの主力商品「ジーヴォΣ(シグマ)」について詳しく解説していくぞい!
天井の高い家にして本当に良かった!ってCMやってたやつだポン!
うむ。ダイワハウスのジーヴォΣの最大の特徴といえば、やはり「天井が高い点」じゃろう。
一般的な一戸建て住宅の天井の高さはだいたい「2m40cm」と言われているが、ジーヴォΣの天井高は「2m72cm」が確保されている。
つまり、一般的な一戸建て住宅よりも「32cm」も天井が高いのじゃ!
これだけ天井の高さが違うと、かなり開放感を感じるでしょうね!
うむ。天井が高いと空間が縦に広くなるわけだから当然部屋が広く感じられるぞい。
それに天井が高い家は、それだけで内装にも高級が出るので、見た目にこだわる人も満足できると思うぞい。
確かに天井が高いと高級感が出る気がするポン!
ダイワハウスはさすが大手ハウスメーカーってところじゃな。
ジーヴォΣは、外観・内装の高級感、それに耐震性などの安全性と設計自由度の高さなど総合的なバランスに優れた注文住宅商品と言えるぞい。
マイホームはなにかが突出しているよりも、総合的なバランスが大事だポン!
家づくりの初期段階では「家ってどんなデザインがあるのかな?」とわからないことだらけのはずです。自分の好みのデザインを知るためにも「住宅カタログを比較すること」から始めましょう!
住宅カタログを比較すれば、デザインだけでなく住宅性能やメンテナンス性など、各社が「家のどの部分に力を入れているか?」もわかります。住宅カタログの比較は「家づくりの基本」!まずはここから始めましょう!
ジーヴォΣの工法(構造)
さて、それでは改めて。
まずはジーヴォΣの工法(構造)から解説していこう。
ジーヴォΣは軽量鉄骨造にエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」を標準搭載した持続型耐震構造を採用しているぞい。
D-NΣQST(ディーネクスト)ってなんだっけ?
ジーヴォΣの耐震性能の要といえる特徴がD-NΣQST(ディーネクスト)。D-NΣQST(ディーネクスト)はダイワハウスが独自に開発したエネルギー吸収型耐力壁のことじゃ。
↓このようにΣ(シグマ)型のデバイスを備えているぞい。
本当だ!Σのかたちしているね!
このΣ型デバイスが地震の揺れを受けると上下にしなやかに動き、効果的にエネルギーを吸収する。この独自の形状は非常に粘り強さを持っていて、地震エネルギーを繰り返し吸収し、新築時の耐震性能を維持するのじゃ。
D-NΣQST(ディーネクスト)は制震システムとは違うんですか?
ダイワハウスでは、D-NΣQST(ディーネクスト)のことはあくまで「エネルギー吸収型耐力壁」として紹介していて、制震システムとは言っていないようじゃな。
ただ、地震エネルギーを吸収する性能がある点、繰り返しの地震にも効果がある点などは他社の制震システムと共通する部分があると言えよう。
ダイワハウスが制震システムと言っていないので、ワシがD-NΣQST(ディーネクスト)を制震システム認定することはできないけどね。
ふーん。なんか大人の事情がありそうだポン。
ま、とはいえダイワハウスのジーヴォΣは標準仕様で「制震のような地震の揺れを吸収する性能がある」と考えて概ね問題ないと思うぞい。
ちなみにジーヴォΣの耐震等級はいくつなんですか?
ジーヴォΣは全棟「耐震等級3(最高等級)」じゃな!
ジーヴォΣは地震に強い工法(構造)と言ってよいじゃろう!
耐震等級3で、持続型耐震構造なら地震には安心できそうだポン!
ジーヴォΣの外張り断熱工法
次は、ジーヴォΣの断熱仕様について。
ジーヴォΣは外張り断熱工法を採用しているぞい。
外張り断熱工法は構造体の周りをぐるりと断熱層で覆う工法ですね!
うむ。一戸建て住宅は構造体の内部に断熱材を充填する「充填断熱工法」が主流だが、ジーヴォΣは構造体の外側をぐるりとスキマなく断熱層で覆う「外張り断熱工法」を採用している。
充填断熱工法は柱の部分は断熱層が途切れたり薄くなってしまうが、外張り断熱工法は家の周りに、断熱層を切れ目なく張り巡らせることができるのが特徴じゃな。
そっか。ジーヴォΣは鉄骨造だから、外張り断熱構造を採用しているんですね。
いいところに気が付いたのう。
そう。鉄骨造は構造材に用いている「鉄」自体が非常に熱を伝えやすいので、構造躯体を丸ごと断熱材で覆って熱を出来る限り伝えにくくしているってわけじゃな。
なるほどね。
それに木造住宅の場合は外張り断熱にすると断熱層をあまり分厚くできない弱点がある。これは木造躯体だと、外張り断熱層を分厚くすると重みが家の負担になってしまうからじゃ。
だが、鉄骨造の躯体は構造自体の強度が高いので、外張り断熱工法でも断熱層を木造よりも分厚く施工できる。だから、ジーヴォΣにとって外張り断熱工法は理にかなっているということじゃな。
それでも鉄骨造の躯体は柱や梁が「熱橋(ヒートブリッジ)」になりやすいんですよね。
まぁ木造躯体に比べると鉄はどうしても熱を伝えやすいので、ヒートブリッジになりやすいが、ジーヴォΣでは柱の部分には「熱橋補強断熱材」として高性能グラスウールを敷き詰めているので、そこまで心配しなくてもいいと思うぞい。
なるほどね。ジーヴォΣは鉄骨造の弱点のヒートブリッジ対策はしっかりやってるってことだね!
ジーヴォΣのC値・UA値
それにしてもさっきの画像をみる限り、ジーヴォΣの外壁部分の断熱材ってけっこう分厚いんじゃない?
うむ。外壁部分で高性能グラスウール+高密度グラスウールボードで合計132mmの断熱層となっているから、まぁまぁ分厚い方と言えるじゃろう。
ちなみにジーヴォΣは、断熱グレードを3種類用意していて、それぞれの断熱層の厚みと窓断熱の仕様は以下の通りじゃ。
箇所 | スタンダードV(標準仕様) | ハイクラスV | エクストラV |
---|---|---|---|
外壁 | 高性能グラスウール14K+グラスウールボード(132mm) | 高性能グラスウール14K+グラスウールボード(132mm) | 高性能グラスウール14K+グラスウールボード(184mm) |
天井 | 高性能グラスウール14K(100mm)+高性能グラスウール14K(100mm) | 調査中 | ロックウール(300mm) |
床下 | 硬質ウレタンフォーム(65mm) | 硬質ウレタンフォーム(65mm) | 硬質ウレタンフォーム(65mm) |
窓ガラス | Low-Eペアガラス(乾燥空気封入タイプ) | Low-Eペアガラス(アルゴンガス封入タイプ) | Low-Eペアガラス(アルゴンガス封入タイプ) |
窓サッシ | アルミ樹脂複合サッシ | 樹脂サッシ | 樹脂サッシ |
おー、これはけっこう分厚いんじゃない?
うむ。けっこう分厚い方ね。スタンダードVの窓断熱仕様は普通だけど。
特に上位の断熱グレードのハイクラスV・エクストラVはなかなか優秀な方じゃな。
ジーヴォΣの気密性・断熱性の数値はどれくらいなんですか?
残念ながら、ダイワハウスのジーヴォΣは気密性の数値(C値)も断熱性の数値(UA値)も大々的には公開していないのじゃ。
- ジーヴォΣの気密性・断熱性
- 気密性(C値cm2/m2):非公表
- 断熱性(UA値W/m2K):非公表だがおそらく0.5~0.8程度
そうなんですね。
ジーヴォΣ、せっかく断熱層はけっこう分厚いのに。
とはいえジーヴォΣはホームページ内に「ZEH基準に対応可能」と記載されているため、ハイクラスV以上の断熱グレードならおそらくZEH基準「UA値:0.6」はクリアしていると思われる。
標準仕様のスタンダードVだったら?
ZEH基準に届くかどうかは不明だが、「推測UA値:0.5~0.8程度」じゃないかと思うぞい。
ダイワハウス、抜群に断熱性能が優秀というわけではないかもしれないですが、普通よりは上って感じですかね?
鉄骨造住宅としては頑張っている方と言えるじゃろう。
寒冷地でなければ標準仕様の断熱グレードでも問題なく快適に暮らせるレベルだと思う。
ただし、あくまで推測値なので、気密性・断熱性を重視する場合は必ずカタログスペックで確認することをオススメするぞい。
それと気密性のC値に関しては実測値になるので不明じゃ。この点もカタログスペックで確認、もしくはヒアリングすべきじゃな。
せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。
マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。
UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています。
もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。
住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。
カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!
ジーヴォΣの価格(坪単価)
次はジーヴォΣの価格について。
ジーヴォΣのザックリとした坪単価はだいたい以下の通りじゃ。
- ジーヴォΣの価格帯(坪単価)
- ジーヴォΣ:坪単価80~90万円前後
ジーヴォΣ、坪単価はけっこう高いね。
うむ。ダイワハウスは積水ハウス、住友林業、へーベルハウス、セキスイハイムなどと同格の高級ハウスメーカーなので価格帯もやはり安くはないぞい。
ジーヴォΣの建築実例(外観・内観)
はい、次はジーヴォΣの外観・内観はどんなものか?建築実例をみてみよう!
かっこいいポン!
うむ。さすが大手ハウスメーカーじゃな。
ジーヴォΣは外観だけでなく内観も素敵じゃな!
ジーヴォΣ、やっぱり天井が高い気がしますね!
うむ。天井が高いと開放感を感じやすいし、そもそもジーヴォΣは躯体強度の高い鉄骨造住宅なので、大空間・大開口なども得意。設計自由度も高いのでやはり高級感を演出しやすい商品モデルと言えるじゃろう。
ジーヴォΣの外壁「DXウォール」「DCウォール」「DSウォール」
ジーヴォΣはなかなかかっこいい外観だったけど、外壁はなにを使っているの?
うむ。ジーヴォΣは、オリジナルのサイディング外壁「DXウォール」を採用しているぞい。
へー、高級ハウスメーカーなのにサイディング外壁なんだ?
サイディング外壁って安いからよく使われているんじゃないの?
たしかに窯業系サイディングはコストが安いからもっともよく使われている外壁材だが、ダイワハウスのDXウォールはサイディング外壁といえど、なかなか優秀じゃよ!
まずダDXウォールは、高温・高圧の釜で硬化と化学反応を一気に促進させるオートクレープ養生により熱や乾燥の寸法変化を抑えているため強度に優れていて、化学変化も起こしにくい。
ふむふむ。強度が高いわけですね。
さらに、DXウォールは光触媒「KIRARI+(きらりプラス)」で塗装されている。
光触媒加工された外壁は、太陽光(紫外線)が当たると汚れが分解され、雨が降れば自動的に洗い流される。つまりセルフクリーニング効果を持つのじゃ!
光触媒タイルとかと同じ原理だポン!
そうそう。まぁここまでは他のサイディング外壁にもよくある特徴だが、DXウォールはなんといっても分厚いのじゃ!その厚みなんと「34mm」!
34mm!?
それって分厚いの?
一般的にサイディング外壁は14mm~18mmの厚みのものが多いから、34mmの外壁はだいたい倍くらい分厚いね。
外壁の分厚さは、建物の重厚感に影響してくるのじゃ。
なんで?
外壁が分厚いぶんだけ、彫の深い意匠を施すことができる。
彫の深い意匠を施すと陰影が際立って重厚感・高級感が出るものじゃよ。もちろん好みもあるとは思うがね。
人間の顔と同じような理屈だポン。
いやいや、最近はシオ顔イケメンも流行りですよ!
まぁ、いずれにせよジーヴォΣの外壁「DXウォール」はサイディング外壁とはいえ、重厚感・高級感のある立派なオリジナル外壁ってわけじゃな。
ちなみに、DXウォール以外にも「DXウォール(厚み25mm)」「DCウォール(16mm)」もあるし、なんならタイル外壁も選べるので、外壁は好みに合わせて選ぶといいぞい。
ダイワハウス ジーヴォΣのメリット(長所)
さて、ダイワハウスのジーヴォΣの工法(構造)・価格などについてザックリ解説したところで次は具体的なメリット(長所)・デメリット(短所)について解説していこう!
まずはジーヴォΣのメリット(長所)からじゃ。
- ジーヴォΣのメリット(長所)
- 天井が高い(天井高2.72m)
- 設計自由度が高く大空間・大開口も実現しやすい
- 外観・内装に重厚感・高級感がある
- 地震に強い(耐震等級3+D-NΣQST)
- 初期保証・アフターサービスが充実
- 総合的なバランスに優れている
ではジーヴォΣのメリット、順番に解説をお願いします!
天井が高い(天井高2.72m)
ジーヴォΣの大きな特徴といえばやはり「天井の高い家」という点じゃな。
一般的な一戸建て住宅の天井高はだいたい「2m40cm」じゃが、ジーヴォΣは「2m72cm」の天井高が確保されている。天井の高い家は開放感もあるし、室内を広く感じやすく室内に自然と高級感も出る。
高級感のある一戸建て住宅に住みたい方にとってはこの点はメリット(長所)と言えるじゃろう。
天井の高い家っていいよね!
まぁとはいえ、今どき天井の高い家ってのはかなり多くのハウスメーカーで実現できるから、別にジーヴォΣだけの専売特許というわけではないけどね!
ちなみにジーヴォΣでは1階、2階ともに「2m72cm」の天井高にすることも可能だが、2階を天井高「2m72cm」にするのはオプションになるのでその点は注意じゃ。
設計自由度が高く大空間・大開口も実現しやすい
ジーヴォΣは頑丈な鉄骨造の躯体なので、比較的設計自由度も高く大空間・大開口も実現しやすい。これもメリット(長所)の一つと言えるじゃろう。
大空間・大開口のリビングでさらに天井が高いと室内が凄く広く感じますよね!
うむ。それがジーヴォΣの高級感にも繋がっているのじゃろうな!
外観・内装に重厚感・高級感がある
それとジーヴォΣは先にも言ったように、天井も高いし、設備もそれなりにグレードが高く、大空間・大開口も得意なので外観・内観ともに重厚感・高級感があるぞい!
マイホームの高級感はけっこう重要なポイントだポン!
それに外観は、彫の深い意匠を施せる分厚いオリジナルサイディング「DXウォール」を採用できるのもポイント。ジーヴォΣは外観人気もなかなか高いのじゃ。
さすが、高級注文住宅ですね!
地震に強い(耐震等級3+D-NΣQST)
そしてジーヴォΣは地震に強いのも大きなメリット(長所)と言えるじゃろう。
ジーヴォΣは耐震等級3(最高等級)だもんね!
それにエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト」も標準搭載で、地震のエネルギーを吸収してくれるんですよね!
その通り。ジーヴォΣは、標準仕様で耐震等級3+持続型耐震構造。
標準で地震エネルギーをしなやかに吸収して、繰り返しの地震にも強い。
ジーヴォΣなら、地震に対しては安心して良いと思うぞい!
初期保証・アフターサービスが充実
そして、ジーヴォΣというかダイワハウスは保証・アフターサービスも優れているぞい!
ジーヴォΣの初期保証は何年なの?
ダイワハウスの「構造躯体・雨水の侵入を防止する部分」の初期保証は業界屈指の30年じゃ。
さらに30年の初期保証満了後は有償メンテナンスをすることで15年ずつ保証が延長。最長で60年まで保証が延長するぞい!
さすが大手ハウスメーカー!保証面はかなり充実していますね。
うむ。さらに住宅設備機器の保証も10年ついているぞい。
アフターサービスは「30年目までは無償点検」をしてくれる。ダイワハウスは保証・アフターサービスに関してはかなり優秀と言えるじゃろう。
総合的なバランスに優れている
ダイワハウスのジーヴォΣは住宅性能に関してはそれほど突出したなにかがあるわけではないが、割とどの部分を切り取っても高いレベルとなっている。総合力の高い注文住宅商品と言えるじゃろう。
家は、総合力が大事だポン!
なにかが突出しているよりも色々な部分が平均レベル以上の家の方が安心できますよね。
総合力に優れているのは大手ハウスメーカーに共通する特徴と言えるかもね。
まぁ価格も高いけど。
ダイワハウス ジーヴォΣのデメリット(短所)
次はジーヴォΣのデメリット(短所)についてもピックアップしていこう。
- ジーヴォΣのデメリット(短所)
- 坪単価が高め
- 気密性(C値)・断熱性(UA値)が非公開
- 天井が高い分、空調効率が若干悪くなる
ではジーヴォΣのデメリット(短所)も順番に解説をお願いします。
坪単価が高め
ジーヴォΣは住宅性能も見た目のデザインもなかなか高いレベルとなる総合力の高い注文住宅商品だが、デメリットはやはり「価格帯が高めな点」じゃろう。
ジーヴォΣの価格帯はおよそ「坪単価80~90万円前後」だっけ?!
だいたいそのくらいじゃな。
価格帯としては、やはり安くはない。
だが、とはいえある意味では「高級ハウスメーカーで家を建てた!」という満足感は得られると思うけどね。それに保証・アフターサービスもかなり充実しているので、コストパフォーマンスが悪いわけではないぞい。
気密性(C値)・断熱性(UA値)が非公開
ジーヴォΣのデメリット(短所)としては、やはり気密性(C値)・断熱性(UA値)を非公表としている点じゃろう。
せっかく断熱層はぶ厚いのに、気密性も断熱性も公開すればいいのに!
そう思うけどね。
確かにジーヴォΣの断熱層はけっこう分厚い方だし、極端に気密性・断熱性が悪いわけではないと思うが、マイホームの温熱環境を重視する方は、必ず事前にC値・UA値に関してはヒアリングするようにすべきじゃな!
天井が高い分、空調効率が若干悪くなる
ジーヴォΣのメリット(長所)で「天井が高い点」をピックアップしたが、天井が高い家は相対的に空調効率が悪化するというデメリットも一応ある。
天井が上がる分、空調効率はたしかに悪くなるのかもしれませんね。
ただ、この点については正直微々たる差なので、そこまで気にすることはないとは思うがね。天井が高い家よりも吹き抜けを採用した方が空調効率は悪化するし。
それよりも、空調効率に重要なのは気密性・断熱性じゃ。ジーヴォΣはこの点をしっかりヒアリングすることをやはりオススメしておくぞい。
ダイワハウス ジーヴォΣはどんな人にオススメか?
では最後にダイワハウスのジーヴォΣで家を建てるのが向いている人・向いていない人について教えてください。
うむ。
ダイワハウスのジーヴォΣは天井が高く開放感のある間取りも得意。地震にも強い。保証・アフターサービスも優秀。住宅性能に関してはそれほど特筆すべき点があるわけではないが、いずれも平均以上のレベルはクリアしている総合力に優れた注文住宅商品じゃ。
マイホームはなにかが突出しているよりも総合的なバランスが重要。家のあらゆる部分で平均以上を求める方にはジーヴォΣはオススメと言えるじゃろう。
特に外観・内観のデザイン・高級感はなかなか優秀なので、見た目重視の方は要チェックじゃ。
ただ、やはりダイワハウスは大手高級ハウスメーカー。ジーヴォΣの価格帯はおおよそ坪単価80万円以上と安くはない。ローコスト住宅を求めている方には価格帯が合わないじゃろう。特に住宅性能とコストパフォーマンスを求める人にも、あまり向いていないかもしれないのう。
ダイワハウスとデザイン・自由度・高級感が近いハウスメーカー
積水ハウス
住友林業
セキスイハイム
へーベルハウス
三井ホーム
三菱地所ホーム
パナソニックホームズ
スウェーデンハウス
ダイワハウスよりも少し価格帯が安いハウスメーカー
一条工務店
トヨタホーム
住友不動産
タマホーム
ダイワハウスは鉄骨造・木造のどちらも手掛けていますが、主力は「ジーヴォΣ」に代表される鉄骨造シリーズです。強靭な鉄骨造で造る住まいは「標準で2.72mの高い天井」が大きな魅力。大きな窓や大空間リビングなど開放感のある空間設計も得意です。また外観・内観・設備などいずれもハイグレードなので、高級感・重厚感を求める顧客層からも人気です。
ダイワハウスを候補をにしている方は、同じく鉄骨造の競合メーカー「積水ハウス」「へーベルハウス」「セキスイハイム」と比較している方が多いです。また、価格帯や高級感のある見た目など共通点の多い「住友林業」もぜひ比較しておきたいところ。さらにダイワハウスよりも少し価格帯の安いハウスメーカーとも比較するのも良いと思います。
競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。ダイワハウスを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。
今回の記事をまとめると
- ジーヴォΣのメリット(長所)
- 天井が高い(天井高2.72m)
- 設計自由度が高く大空間・大開口も実現しやすい
- 外観・内装に重厚感・高級感がある
- 地震に強い(耐震等級3+D-NΣQST)
- 初期保証・アフターサービスが充実
- 総合的なバランスに優れている
- ジーヴォΣのデメリット(短所)
- 坪単価が高め
- 気密性(C値)・断熱性(UA値)が非公開
- 天井が高い分、空調効率が若干悪くなる
注文住宅のマイホーム計画は「比較・相見積もり」が"超重要"です!
さて、アシスタント諸君よ!
注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たしかにマイホームって購入経験ないですし。
まずなにからすればいいのかわからないですね…。
チッチッチ!
「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。
長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。
なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫
これはなにも住宅に限った話ではない。
例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
そりゃあ比較するよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損しちゃうじゃん。
そう!その通りなんじゃ。
家よりもはるかに安い買い物の家電でもじっくり比較してから買い物するのだから注文住宅だって比較して当然。
なるほど。
それは確かにその通りですよね。
それにね。注文住宅はハウスメーカーが違えば「住宅性能の差」「デザイン性の差」「メンテナンス性の差」が非常に大きいもの。
そしてなによりテレビとは比較にならないくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
そうなんですか…
いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
1000万円も価格差があることもあるの?!
同じような住宅性能スペックなのに?!
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。
と、いうかそもそもオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
1社を見学しただけで気に入ってしまって営業マンに言われるがままに家を建ててしまうということは自分の希望条件の家の適正価格がわからないまま「人生最大の買い物」をするということじゃ。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
うむ。
だからこそ注文住宅のマイホーム計画はまずは住宅カタログを比較するべきなんじゃよ!
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
チッチッチ!
住宅カタログの取り寄せは完全無料だし、候補のハウスメーカーのHPで一つ一つ取り寄せるような面倒な作業も必要ない。
いまどき住宅カタログはライフルホームズで無料一括取り寄せがスタンダードじゃ!
建てたいエリアやおおまかな予算を入れるだけで、施工可能なハウスメーカー・工務店がバシッと出てくるので手続きもそれこそ3分ほどでできちゃうぞい。超簡単じゃよ。
無料で簡単、すぐ届く。
住宅カタログの比較はメリットこそたくさんあるが、デメリットになるようなことは一つもないので間違いなくやっておくべき「家づくりの必須項目」と心得るのじゃ。
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!
家づくり失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!
ライフルホームズは住宅情報サイトの最大手!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
まずは抽出するハウスメーカーの検索条件を選びます。
「建物価格」「建築予定地」「人気テーマ」で検索できますが、エリアが決まっているなら「建築予定地」で検索するのがオススメ。希望の市区町村まで選べば施工エリア対応しているハウスメーカーがズラリ出てきます。それぞれザックリとした価格帯・坪単価も掲載されていますので条件に合いそうなハウスメーカーを選ぶだけ。この段階ではいろいろなハウスメーカーのカタログを取り寄せちゃってOKです!
次にお名前や住所・ご連絡先など必要事項を入力する項目になります。必須事項は入力しますが、任意の項目は書いても書かなくても大丈夫です。
必要事項を入力したら案内に従ってページを進めるだけです。所要時間は約3分程度。とっても簡単です。
コメント
テレビCMでみてた時はジーヴォΣ憧れてたけど、注文住宅について少し勉強したらあんまり魅力を感じなくなった。天井が高いちょっと高級なマイホーム。災害に強い鉄骨だから高いんだと思ってたけど、いろいろ調べたら鉄骨だからといって安心なわけではない。性能に力を入れてる木造メーカーなら鉄骨と同じくらいの安心感は得られる。ジーヴォは果たして価格に釣り合うほどの性能があるのかどうか。平均以上の性能はあるとしても、価格を考えると割高に思えてしまいます。
ダイワハウスのような鉄骨メーカーは高高住宅ではないですが、柱のない大空間で窓も大きくとれるし開放的な間取りが実現できれば十分かなと。性能は一部の木造メーカーに負けますが間取りと全体的な高級感、自由度で比べるとやっぱりジーヴォは抜きんでてると思いますよ。