
今回のブログ記事では、アエラホームの最上級モデル「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」について価格(坪単価)・メリット・デメリットなどを詳しく解説していくぞい!
アエラホームの「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」について詳しく知りたい方は、このブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
マイホーム博士のブログにお越しいただきありがとうございます!
注文住宅を検討されている方の多くは「まずは実際の家を見に行ってみよう!」と、いきなり住宅展示場に足を運んでしまう方が多いですが、あなたはどうでしょうか?もう住宅展示場に行っちゃいましたか?
はじめにハッキリ申し上げておきますが、マイホーム検討初期段階でいきなり住宅展示場に足を運ぶのはオススメしません!ズバリ「マイホームで失敗するリスク」が高まります。
いきなり住宅展示場にいくとなぜ失敗するのか?理由をわかりやすく解説したのでぜひ読んでみてください!
アエラホーム「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」とは

さて、今回のブログ記事ではアエラホームの最上位モデル「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」について詳しく解説していくぞい!

アエラホームはたしか、割と価格帯もローコストで住宅性能の優秀な家を提供しているハウスメーカーですよね!

お、よく覚えているのう。その通り。アエラホームの主力商品「クラージュ」「プレスト」は高気密・高断熱・高耐震となかなか優秀な性能を誇るぞい。ただ価格帯は少し高めだけどね。
そして、アエラホームの「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」は主力商品クラージュのさらに上をいく断熱性能をもつ最上位モデルってわけじゃ!

クラージュ・ジークラッセは商品名からして「クラージュ」をベースに、さらにパワーアップさせた感じだけど、そういう認識でいいのかな?

うむ。その通り。「クラージュ・G-Classe(ジークラッセ)」は、アエラホームの主力商品クラージュをベースに、さらに「断熱性能」をグレードアップしたモデル。
なんとジークラッセの断熱性能は、国内最高基準である「HEAT20 G2グレード」をもクリアしているのじゃよ。

ひーとにじゅう?
なにそれ?

HEAT20とは、2009年に有識者・民間企業で構成された「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称で、G1グレードとG2グレードという二つのグレードがあるがG2グレードはもっとも厳しい断熱基準となっている。
カンタンにいえば、ZEH基準よりも厳しい国内最高水準の断熱基準なのじゃよ。

へー、ZEH基準よりも厳しい断熱基準をクリアしているんですね!

ちなみに「クラージュG-Classe(ジークラッセ)」のGは、HEAT20のG2グレードを表すGと、イタリア語でクラスを意味する「Classe(クラッセ)」を組み合わせた造語なんじゃ。
つまりクラージュG-Classe(ジークラッセ)は「国内最高水準の断熱性をもつクラージュ」ということじゃな!

なるほど、では具体的に解説をお願いします。
クラージュ・ジークラッセの工法(構造)

さて、まずはクラージュ・ジークラッセの工法(構造)から解説していくぞい。
クラージュジークラッセは構造に関しては「クラージュ」とまったく同じ「アエラストロング工法」を採用しているぞい。

ジークラッセも工法自体はアエラホームの他のモデルと変わらないんだね。

うむ。だが、アエラストロング工法はかなり地震に強い工法じゃよ。
アエラストロング工法は木造軸組み工法をベースにして耐力面材(パネル)を施工した工法。つまり、建物を面で支える工法じゃな。しかも耐力面材には、木材を線維化したものを熱圧成型したハイベストウッドを採用しているので強度も高い。
さらに強度1.5倍のエンジニアリングウッドを構造材に採用したり、4寸角の太い柱を採用したり、強度2.5倍の耐震金物を使ったりと耐震性アップの工夫がさまざま加えられている工法じゃ。

アエラストロング工法は耐震等級3(最高等級)も取得できるんですよね。

うむ。耐震等級3は取得可能じゃ。
それにアエラホームのクラージュ・ジークラッセは、クラージュ同様に標準仕様で制震システム「Kブレース」を採用しているぞい!

そういえば、そうでした!
アエラホームのクラージュは、制震システムも標準採用でしたね!
ジークラッセはクラージュシリーズの上位モデルだから制震システムももちろん標準採用なんですね!

うむ。つまり、クラージュ・ジークラッセは地震に対しては非常に強いと言えるじゃろうな!

ちなみにアエラストロング工法については「コチラの記事」で詳しく解説しているのでぜひチェックしてくださいね!
クラージュ・ジークラッセの断熱性能

さて、本題のクラージュ・ジークラッセの断熱性能について詳しく解説していくぞい!
クラージュ・ジークラッセの最大の特徴は「HEAT20 G2グレード」をクリアする断熱性能じゃ。クラージュと比べても断熱材はかなりグレードアップしているぞい。

ほーん。どんなふうに?

アエラホームのクラージュと比べてみるのがわかりやすいじゃろう
クラージュと比べてみると、こんな感じじゃよ!
断熱層の箇所 | クラージュ | クラージュ・ジークラッセ |
---|---|---|
屋根 | キューワンボード(40mm) +フォームライトSL(55mm) |
キューワンボード(80mm) +フォームライトSL(55mm) |
外壁 | キューワンボード(40mm) +フォームライトSL(75mm) |
キューワンボード(40mm) +フォームライトSL(75mm) |
床下 | フェノバボード(40mm) | ネオマフォーム(100mm) |

まずクラージュ・Gクラッセは屋根の断熱材がクラージュに比べて「キューワンボード」が2倍の厚みに施工されているな。

屋根の断熱材の厚み2倍かぁ!すごいポン。

次に外壁じゃが、外壁は「外断熱キューワンボード+内断熱フォームライトSL」と一見変わっていないようにも見えるが、実は内断熱のフォームライトSLは、クラージュは「SL-100」という製品を使っているが、クラージュジークラッセでは断熱性能が35%アップした「SL-50α」になっているのじゃ。

外壁は厚みを増やすと床面積が狭くなってしまうから、あえて厚みは増やさずに断熱材の性能をアップさせたってことですね!

そういうことじゃろうな!
さらに床の断熱材も「フェノバボード40mm」から「ネオマフォーム100mm」と厚みが2.5倍にグレードアップしている。
ちなみにフェノバボードもネオマフォームも同じフェノールフォーム系の断熱材で、熱伝導率もほぼ同じくらい。厳密に言うとフェノバフォードが0.019W/(m・K) で、ネオマフォームが熱伝導率0.020W/(m・K) なので、若干フェノバボードの方が性能が良いようじゃが、まぁ厚みが2.5倍にアップグレードされているのでクラージュよりもクラージュジークラッセの方が断熱性能は高いと言えるじゃろう。

確かにかなり断熱材・断熱層の厚みはクラージュよりもアップグレードされていますね。

これだけ断熱材が分厚くなっていたら、断熱性能もかなり優秀になっているんじゃない?
UA値はクラージュと比べてどれくらい違うの?

クラージュ・ジークラッセの断熱性能を表すUA値は以下の通りじゃな。
アエラホームの商品モデル | UA値(W/m2K) |
---|---|
クラージュ | 0.39 |
クラージュ・ジークラッセ | 0.34 |

え?あれ?
断熱材の厚み、かなり分厚くなってるのに。UA値は0.05しか変わらないの…?

まぁもともとクラージュの次点で断熱性能はかなり優秀だったしね。それにUA値はプランによっても若干異なるので必ずしもこの数値というわけではない。あくまで参考程度じゃな。
いずれにしろ、クラージュ・ジークラッセはかなり断熱性能は優秀と考えていいじゃろう。
クラージュ・ジークラッセの気密性能

され、次はクラージュ・ジークラッセの気密性能についての解説じゃが、実はクラージュ・ジークラッセは気密性能に関しては「クラージュ」と一切変わらない「C値:0.47」なのじゃ。

ふーん、気密性能はクラージュと同じなんだ。

まぁ、気密性能に関してはクラージュの時点でかなり優秀じゃからね。
クラージュもクラージュ・ジークラッセも内断熱に気密性を確保しやすい現場発泡タイプのウレタン断熱材を採用。さらに建物のスキマというスキマを気密テープで塞いでいる。この時点でかなり気密性は優秀なんじゃよ。

なるほど。できることはほとんどクラージュの時点でやっているってことね。

うむ。いずれにしろ、気密性「C値0.47」は優秀な数値と思っていいぞい。
クラージュ・ジークラッセの価格(坪単価)

さて、次はクラージュ・ジークラッセの価格帯(坪単価)についてじゃ。

クラージュ・ジークラッセは、アエラホームの最上位グレードの注文住宅なんだよね。価格帯も高めなのかな?

ジークラッセは最上位グレードだからやはり他のモデルと比べると少し高めじゃな。
クラージュ・ジークラッセは標準仕様でザックリ「坪単価:70~75万円」前後で建てている人が多いようじゃ。アエラホームの他の商品ラインナップと比べてみるとこんな感じじゃな。
アエラホームの商品モデル | 坪単価 |
---|---|
プレスト | 45~55万円 |
クラージュ | 55~65万円 |
クラージュ・ジークラッセ | 70~75万円 |

つまりクラージュ・ジークラッセは、クラージュの坪単価+5~10万円くらいの価格帯ってことですね!

でも坪単価70万円超えるとなると…もうローコストではないポン。

うむ。アエラホームは価格帯の安い商品ラインナップも手掛けているが、上位グレードの「クラージュ」や「クラージュ・ジークラッセ」はもう中堅ハウスメーカーと同等レベルの価格帯と言える。まぁ住宅性能面も非常に優秀なので、コストパフォーマンスが悪いわけではないけどね。
クラージュ・ジークラッセのメリット(長所)

クラージュ・ジークラッセの工法(構造)・断熱材・坪単価についてザックリ解説したところで次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)についてみていこう。まずはクラージュ・ジークラッセのメリット(長所)からじゃ。
- クラージュ・ジークラッセのメリット(長所)
- 業界最高水準の断熱性能(HEAT20 G2グレード)
- 熱交換換気システムは標準採用
- 地震に強い(耐震等級3+制震ダンパー標準搭載)
- 住宅性能評価8つの最高等級
- 外観・設備もややグレードが高い

では順番に解説をお願いします!
業界最高水準の断熱性能(HEAT20 G2グレード)

アエラホームの「クラージュ・ジークラッセ」最大のメリットはやはり断熱性が優秀な点じゃな!

クラージュでも断熱性能がかなり優秀だったけど、クラージュジークラッセはもっと断熱性能が優秀なんだよね!

うむ。クラージュジークラッセは高気密・高断熱が自慢の「クラージュ」をさらに断熱グレードをアップさせたモデルじゃからね。クラージュジークラッセは標準仕様で「UA値:0.34」をクリア。これは国内最高水準の断熱基準「HEAT20 G2グレード」をクリアするレベルじゃ。

UA値0.34はかなり優秀ですよね。

うむ。参考までに言っておくと一条工務店の最強スペックモデル:アイスマート(i-smart)が「UA値:0.25」じゃ。
なので、アイスマート(i-smart)には若干及ばないものの、それでもUA値:0.34はかなり優秀な数値と言っていいじゃろう。
熱交換換気システムが標準採用

クラージュ・ジークラッセは、熱交換型の換気システムを標準採用しているぞい。これもメリット(長所)の一つと言っていいじゃろう。

熱交換型の換気システムも付いているんですね!

うむ。しかも熱交換率も優秀じゃよ!アエラホームの熱交換換気システムの熱交換率は90%じゃ!
参考までに一条工務店のロスガード90も「熱交換率90%」なので、同等クラスの性能を有していることになる。
それにアエラホームの熱交換換気システムもロスガード90と同様に、カビやダニ・花粉やPM2.5などの有害物質を除去してくれる効果もあるぞい。

おーすごいじゃん!

ただまぁ、これクラージュジークラッセだけじゃなくて「クラージュ」も標準採用なんだけどね。
地震に強い(耐震等級3+制震ダンパー標準搭載)

それからクラージュジークラッセは地震にも強いぞい!
地震に強いアエラストロング工法を採用しているうえ、標準仕様で制震ダンパー「Kブレース」が付いているからね。

しかも耐震等級3(最高等級)が取得可能なんだよね!

うむ。ただし耐震等級に関しては「取得可能」というだけで、実際に取得するかどうかは施主の判断になるけどね。ちなみ耐震等級を取得するには申請にかかる実費は別途かかってくるから注意しておくべきじゃな。

アエラホームの耐震性についてはコチラの記事に詳しくまとめてあります!
住宅性能評価8つの最高等級

あとクラージュ・ジークラッセは耐震等級だけでなく、他の性能もまずまず優秀じゃよ。クラージュ・ジークラッセは住宅性能評価における以下の8項目で最高等級を取得可能じゃ。
耐震等級3(損傷防止)
耐風等級2(倒壊および損傷防止)
ホルムアルデヒド対策等級3
劣化対策等級3
維持管理対策等級3
省エネルギー対策等級4
音環境等級3

おー、さすがアエラホームの最上位モデルですね。

まぁ音環境等級を除けばクラージュの時点で取得できるけどね。

そうなんだ…。クラージュ凄いじゃん。
外観・設備もややグレードが高い

クラージュに比べて、クラージュジークラッセが凄いところって断熱性能以外に他になにかないの?

んー。基本クラージュをベースに断熱性能をグレードアップしたモデルだからね。あ、でも外壁と設備グレードがちょっとだけ高いようじゃよ。

あ、それいいですね。

外壁と設備のグレードが高いと、家のグレードが底上げされるからね。おそらく選択肢の幅なども広いので好みのものが見つけやすいとおもうぞい。
クラージュ・ジークラッセのデメリット(短所)

次は、クラージュ・ジークラッセのデメリット(短所)についてもピックアップしていくぞい。
- クラージュ・ジークラッセのデメリット(短所)
- 価格帯(坪単価)が高い

じゃあデメリットについても解説をおねがいします。
価格帯(坪単価)が高い

クラージュ・ジークラッセの最大のデメリットは「価格(坪単価)が高い」ことじゃろうな。クラージュジークラッセはざっくり「坪単価70~75万円」がボリュームゾーンじゃ。クラージュに比べて「坪単価が+5~10万円高い」と言われている。

たしかに坪単価はちょっと高めかも・・・。
でも、断熱性はかなり優秀ですし気密性・耐震性など他の性能も優秀ですしコストパフォーマンスは悪くないですよね。

うむ。もちろん性能面ではかなり優秀なほうじゃ。中堅ハウスメーカーにも負けていないぞい。ただ、この価格帯だとちょっと難しい人もいるじゃろう。価格帯が高い点はデメリットと言えるじゃろう。
アエラホームの「クラージュ・ジークラッセ」はどういう人にオススメか?

じゃあ最後に「アエラホームのクラージュジークラッセはどういう人にオススメなのか?」を教えてポン。

うむ。
クラージュジークラッセは、ザックリ言ってしまえば「主力モデル:クラージュ」の断熱強化バージョン。一応、外壁や設備グレードもアップしているが、一番の特徴は「断熱性に特化している点」じゃ。
確かに断熱材の分厚さはクラージュの2倍以上となる箇所もあり、断熱性能の優秀なクラージュをさらに上回るUA値を誇る。断熱性能を特に重視している人にはオススメと言えるじゃろう。
だが、アエラホームは一つ下のランクの「クラージュ」でも十分な気密性・断熱性を誇る。クラージュジークラッセの方がUA値が優秀なのは事実だが、クラージュと比べるとそこまで大きな差はない。それに気密性に関してはクラージュと同じ「C値0.47」じゃ。
アエラホームは「クラージュ」でも十分に気密性・断熱性が高いので、坪単価+5~10万円を追加してまで「ジークラッセ」にアップグレードする必要があるかどうかは良く考える必要があるじゃろう。

なるほど。クラージュの時点でかなり優秀な性能がありますもんね。

うむ。ある程度の断熱性があれば十分なのであれば「クラージュ」の時点でも十分満足できると思うぞい。
注文住宅はとにかく「比較・相見積もり」が"超重要"です!




なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫



テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃろ?だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?


そしてなによりテレビとは比較にならんくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!





と、いうかオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?




ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。




失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5~6社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!

ライフルホームズは最大手の住宅情報サイト!安心安全に優秀なHMから比較できますよ!
今回の記事をまとめると
- クラージュ・ジークラッセのメリット(長所)
- 業界最高水準の断熱性能(HEAT20 G2グレード)
- 熱交換換気システムは標準採用
- 地震に強い(耐震等級3+制震ダンパー標準搭載)
- 住宅性能評価8つの最高等級
- 外観・設備もややグレードが高い
- クラージュ・ジークラッセのデメリット(短所)
- 価格帯(坪単価)が高い
- 初期保証が短い(初期保証10年)
コメント