
今回のブログ記事では「正直価格」をモットーに、ローコスト住宅を提供するハウスメーカー「アイダ設計」について価格(坪単価)・メリット・デメリットを解説していくぞい!
アイダ設計がどんなハウスメーカーなのか?を知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!
マイホーム博士のブログにお越しいただきありがとうございます!
注文住宅を検討されている方の多くは「まずは実際の家を見に行ってみよう!」と、いきなり住宅展示場に足を運んでしまう方が多いですが、あなたはどうでしょうか?もう住宅展示場に行っちゃいましたか?
はじめにハッキリ申し上げておきますが、マイホーム検討初期段階でいきなり住宅展示場に足を運ぶのはオススメしません!ズバリ「マイホームで失敗するリスク」が高まります。
いきなり住宅展示場にいくとなぜ失敗するのか?理由をわかりやすく解説したのでぜひ読んでみてください!
アイダ設計の特徴と基本情報
- 主な特徴:ローコストで安全性の高い住宅
- 構造 :木造軸組み工法
- 基礎 :べた基礎
- 断熱材 :グラスウール・発泡ウレタンフォーム
- 坪単価 :32~65万円前後
- ZEH :対応可能
- 耐震性能:★★★☆☆
- 断熱性能:★★★☆☆
- 気密性能:★★★☆☆
- コスパ :★★★★☆
- 総合評価:★★★☆☆

さて、今回の記事ではローコスト住宅で有名な「アイダ設計」について詳しく解説していくぞい!

アイダ設計ね、聞いたことあるポン。
会社名に「設計」って付いているし、設計事務所なのかな?

たしかにアイダ設計は社名のとおり「設計がルーツ」となる会社じゃが、現在では北は東北、南は沖縄まで幅広いエリアで展開しているハウスメーカーじゃな!

アイダ設計って幅広いエリアで展開してるんですね。
どんな家を手掛けているんですか?

アイダ設計は「正直価格」をコンセプトにローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーじゃな。
住宅業界は関わる機会が少ないからか、割と不透明な部分が多いと言われる業界なのじゃ。価格設定などもわかりにくい場合も多い。だからアイダ設計は「正直価格」をモットーに以下のことを徹底しているようじゃ。
- アイダ設計の正直価格
- お客様にとって紛らわしい価格設定はしたくない
- お客様に誤解されるような価格交渉はしたくない
- お客様の不信感を抱かせるような対応はしたくない

紛らわしい価格設定ではなく明朗会計。そして誤解されるような価格交渉はしない。もちろん、他のあらゆる場面で不信感を抱かせるような対応はしない。
これがアイダ設計が掲げるモットーじゃな!

あれ?でもさ、どれも語尾は「したくない」で「しない」とは言ってないよね!

いや、さすがに「正直価格」を掲げておいてそんな屁理屈かまさんじゃろw

まぁそこはいいとして、アイダ設計の見た目はどんな感じなんですか?

うむ。例えば、こんな感じじゃな!

アイダ設計 外観

アイダ設計 内装

ふーん、まぁまぁかっこいいじゃん!

うむ。ローコスト住宅なので、外観・内装・設備のグレードは大手ハウスメーカーに比べると決して高いわけではないが、ローコスト住宅の中ではまぁまぁな方じゃ。

アイダ設計、興味がでてきたポン!

では、次の項目からもっと具体的にアイダ設計について解説していくぞい!
アイダ設計の価格(坪単価)

さて、まずはアイダ設計の価格(坪単価)について解説していこう。
アイダ設計は割とたくさんの商品ラインナップを用意していて、商品ごとに割と価格帯(坪単価)が異なる。アイダ設計の代表的な商品ラインナップの坪単価の目安をまとめてみたぞい。
アイダ設計の商品 | 特徴 | 坪単価の目安 |
---|---|---|
ブラーボスタンダード | アイダ設計の基本となるスタンダードモデル | 32~40万円 |
ブラーボスタイル | バリエーションが増えた上位モデル | 40~50万円 |
ブラーボファミリー | 各部屋が広いファミリー向けプラン | 35~45万円 |
ブラーボコンフォート | ハイグレードモデル | 45~55万円 |
ブラーボゼネクト | アイダ設計のZEH住宅プラン | 50~55万円 |
アイベスト | アイダ設計の最上位モデル | 50~65万円 |
ブラーボスタンダード(坪単価の目安32~40万円)

アイダ設計 ブラーボスタンダード 外観
ブラーボスタイル(坪単価の目安40~50万円)

アイダ設計 ブラーボスタイル
ブラーボファミリー(坪単価の目安35~45万円)

アイダ設計 ブラーボファミリー
ブラーボコンフォート(坪単価の目安45~55万円)

アイダ設計 ブラーボコンフォート
ブラーボゼネクト(坪単価の目安50~55万円)

アイダ設計 ブラーボゼネクト
アイベスト(坪単価の目安50~65万円)

アイダ設計 アイベスト

これらがアイダ設計の代表的な商品モデルの一覧じゃな。
アイダ設計の注文住宅は「ブラーボ」シリーズが中心となるぞい。なかでももっともローコストを実現した「ブラーボスタンダード」が一番の主力商品となるぞい。

ふむふむ。ブラーボスタンダードが基本商品なんですね。
それにしても、ブラーボスタンダードは確かに坪単価が安いですね

アイダ設計は少し前まで「555万円の家」とか「888万円の家」とか、とにかく価格の安さを全面に押し出したPRをしてきた会社で、一番の魅力は「ローコスト住宅」である点じゃな。
今は、前とは少し違って「安さと品質」を押し出す営業方針だが、それでも「坪単価50万円以内」がボリュームゾーンと言えるじゃろう。

なるほど、アイダ設計はローコストで注文住宅を建てられる点が大きなポイントですね!
アイダ設計の工法(構造)

では、次にアイダ設計の工法(構造)を解説していくぞい。
アイダ設計は主力商品「ブラーボスタンダード」では木造軸組み工法を採用しているぞい。

一般的な工法だポン。

ただし上位モデルには木造軸組み工法にダイライトなどの「耐力面材」を用いた「建物を面で支えるハイブリッド工法」を採用している。

そうなんだ、商品によって違うんだね。

うむ。だが、主力商品「ブラーボスタンダード」でもオプションになるが、耐力面材を施工した面構造にすることもできるぞい。
地震に対して不安な場合は、耐震性アップのオプションを付けくわえるのもいいじゃろう。やはり耐力面材を施工した工法(構造)の方が耐震性は優秀だからね。

アイダ設計の家は耐震等級はいくつなんですか?

アイダ設計は主力モデルブラーボスタンダードは標準仕様では耐震等級は取得していないようじゃ。
ただし構造に耐力面材(パネル)を採用した上位モデルは標準仕様で耐震等級3にも対応できる。ただ、上位モデルも「対応可能」なだけで標準では取得していないと思われる。施主が耐震等級の取得を希望すれば、申請にかかる費用を負担することで取得できるってわけじゃな。

なるほど、ちなみに制震システムは採用できるんですか?

うむ。アイダ設計はコンセプトモデルとして「セーフティハウス」という耐震性に特化した仕様を用意しているのじゃが、そちらには制震装置が標準搭載されている。他の代表的な商品モデルにもオプションで制震装置を付けることは可能のようじゃな!
アイダ設計のメリット(長所)

アイダ設計の家についてザックリと価格帯(坪単価)と工法(構造)について解説したところで、次は具体的なメリット(長所)とデメリット(短所)について解説していくぞい。
まずはアイダ設計のメリット(長所)からじゃ。
- アイダ設計のメリット(長所)
- ローコスト(正直価格)
- 安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)
- 耐震実験をクリア
- 狭小地設計が得意
- 建物35年保証(初期保証は10年)

では、順番に解説をお願いします!
ローコスト(正直価格)

アイダ設計は「正直価格」をモットーとしているハウスメーカー。最大のメリットはやはり「ローコストで注文住宅を建てられる点」じゃろう。

主力モデルの「ブラーボスタンダード」で坪単価32~40万円前後でしたよね。コストを抑えられるのは嬉しいポイントです。

うむ。多少のオプションを追加しても「坪単価40~50万円」前後で収まるケースが多いようじゃな。

でもさ。アイダ設計はなんでコストを抑えることができるの?品質が良くないから安いんじゃないの?

アイダ設計はしっかり企業努力でコスト削減の工夫をしている会社じゃよ。例えばこんなコスト削減方法をやっているぞい。
- アイダ設計のコストカット方法
- 一括仕入れでコスト削減
- 自社プレカット工場でコスト削減
- 自社一貫体制でコスト削減

アイダ設計は人気の住宅設備を一括で大量仕入れすることでコストを削減している。さらに自社のプレカット工場で構造材の加工・管理を行うことでさらにコストを削減。これは幅広いエリアで事業展開しているローコストメーカーの特権じゃな。
そしてアイダ設計は土地の仕入れから測量・設計・施工・アフターサービスまで自社で一貫したトータルサービスを提供している。最初から最後まで自社で一貫したサポート体制が整っているから、外注することなく中間コストを削減できるのじゃ。

ふむふむ。そういう企業努力でローコストを実現しているなら偉いじゃん!
安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)

前述で少し述べたが、アイダ設計は土地の仕入れから設計・施工・アフターサポートまで自社で一貫して行う体制が整っている会社じゃ。つまり家を建てるのも自社で責任を持って最初から最後まで一貫施工。
これはコスト削減という点だけでなく、責任の所在も明確になることもメリットの一つじゃ。

たしかに施主からしても、自社一貫施工ってなんか安心だポン。

施工を下請けに任せることが悪いというわけではないが、施主からすると建築をお願いした会社が責任を持って建ててくれるのは安心できるポイントじゃな。
それにアイダ設計は、自社一貫体制のために自社で大工を育成するプロジェクトにも取り組んでいる。

地道な取り組みをしているからこそ自社一貫施工ができるんですね!
震度7クラスの耐震実験をクリア

アイダ設計の家注文住宅は、震度7クラス耐震実験をクリアしている点もポイントじゃな。

アイダ設計 耐震実験

ローコスト住宅でもしっかり耐震実験をクリアしている点は安心できますね。

うむ。ただし、この耐震実験はおそらく「木造軸組み工法+耐力面材」の構造で実験していると思われる。主力モデル「ブラーボスタンダード」の標準工法は、面構造ではないただの木造軸組み工法。つまり、ブラーボスタンダードは耐震実験をクリアしてないと思われるので、その点は要確認じゃな。
耐震性に不安があるなら、工法を「木造軸組み+パネル工法」にアップグレードするのも検討すると良いじゃろう。
狭小地設計が得意

アイダ設計は狭小地の設計にも強みを持っているぞい。
一般的に狭小地の住宅設計は難易度が高いと言われているが、アイダ設計は狭小地だからといって設計料金の上乗せをもらうという発想はないのじゃ。

ローコスト住宅は、必然的に狭小地に建てるケースも多そうですもんね。これは地味に嬉しいポイントなのかも。

アイダ設計から言わせれば「狭小地だから設計料が高くなる、というのは設計力に乏しい・技術経験がないことの裏返し」とのことじゃ。

案外、ディスってくるやん。

アイダ設計は社名に設計とつくように、もともと「設計」が起点となった会社じゃ。昔から当たり前のように狭小地における住宅設計を手掛けているから、狭小地に強い。狭小地だからと言って設計料を上げることはないってことじゃな。
建物35年保証(初期保証は10年)

アイダ設計の注文住宅は、ローコスト住宅だが「建物35年長期保証」を採用している。これもメリットと言えるかもしれないのう。

え!建物35年保証ですか!
凄いですね。

あ、でも無条件に35年保証がつくわけではないよ。初期保証は基本的には品確法で定められた「10年間」となる。ただ、定期的な「点検」と「有償メンテナンス」を行うことで最長で35年まで保証が延長するってわけじゃな。

なーんだ。初期保証は10年なんじゃん。

アイダ設計はローコスト住宅だからね。定期的な点検と有償メンテナンスをすることが条件とはいえ、35年まで保証が延長するだけでも嬉しいポイントと言えるじゃろう。
アイダ設計のデメリット(短所)

次にアイダ設計の家のデメリット(短所)もピックアップしていくぞい。
- アイダ設計のデメリット(短所)
- 気密性・断熱性が不透明
- 外観・内装・設備グレードが低い(安っぽい)
- 主力のローコストモデルはオプション採用のケースが多い

では、デメリット(短所)についても順番に解説をお願いします。
気密性・断熱性が不透明

アイダ設計の最大のデメリット(短所)はこの点じゃろう。
気密性・断熱性が不透明なんじゃよ。

気密性・断熱性は大切なポイントだポン!

一応、主力モデルのブラーボスタンダードでは「高性能グラスウール」を採用していて、上位モデルのブラーボスタイルやブラーボコンフォート、アイベストなどでは「吹き付けウレタンフォーム断熱材」を採用しているようじゃが、断熱層の厚みや具体的なUA値・C値については非公開となっている。
一応、上位モデルのブラーボコンフォートでは「断熱性能等級4」に対応しているそうなので「UA値:0.87以下」はクリアしているとは思うが、主力モデルのブラーボスタンダードはさらに断熱性能は低いと考えた方がいいじゃろう。

ブラーボスタンダードの断熱材をオプションでアップグレードすることは可能なんですか?

うむ。それは可能じゃよ。
断熱材をグラスウールから吹き付けウレタンフォームに変更するだけでも断熱性能はアップするじゃろう。ただし、それでも気密性の数値「C値」が非公表なので、この点について詳しく知りたい場合は直接ヒアリングすべきじゃな。
外観・内装・設備グレードが低い(安っぽい)

アイダ設計はローコスト住宅なので仕方ないことだが、外壁・内装・設備のグレードは価格相応に低い。この点はデメリットと言えるかもしれないのう。

まぁローコスト住宅ですからね。

アイダ設計は、住宅設備の一括仕入れでコスト削減をしているので同価格帯のローコスト住宅と比べると、若干グレードは良いようじゃが、やはり大手ハウスメーカーと比べると見劣りはしてしまうじゃろう。見た目が少し安っぽく感じるという評価もあるようだしね。
主力のローコストモデルはオプション採用のケースが多い

それとアイダ設計の主力商品モデル「ブラーボスタンダード」は、割とオプション採用をするケースが多い。

そうなの?なんで?

ブラーボスタンダードは、構造も構造用面材(パネル)を用いていない「木造軸組み工法」だし、断熱材も一般的な「グラスウール」を採用している。耐震性に不安のある人は構造をアップグレードする必要があるし、断熱性に不安がある場合は断熱材もアップグレードする必要がある。
ブラーボスタンダードは価格帯が安いだけあって「プレーン」なプランなんじゃ。だから、必要に応じてオプションを追加するケースがあるということじゃな。

なるほど。価格帯は確かに魅力だけど、オプションを「アレもコレも」と付けると結局初期費用がかさんでしまいますね。

うむ。ま、そもそもの価格帯が安いからある程度オプションを付けたとしてもローコスト住宅の範疇に収まるとは思うが「当初思っていたほど安くはない」という評価もある。ローコストでマイホームを実現したいなら、採用するオプションは厳選する必要があるじゃろう。
注文住宅はとにかく「比較・相見積もり」が"超重要"です!




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テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃろ?だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?


そしてなによりテレビとは比較にならんくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!





と、いうかオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?




ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」と「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。




失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5~6社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!

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アイダ設計で注文住宅を建てるのが向いている人・向いていない人

では最後にアイダ設計で注文住宅を建てるのが「向いている人・向いていない人」について教えてください。

うむ。
アイダ設計の最大のメリットはローコストで自由設計の注文住宅を建てられる点じゃ。
アイダ設計は住宅設備の一括仕入れ・自社一貫施工・自社工場でのプレカットなど、さまざまなコスト削減の工夫を行い、コストを抑えた「正直価格」をモットーとしている。ローコストで自由設計の注文住宅を建てたい方はチェックしてみる価値はあるじゃろう。
だが、やはり主力モデルの「ブラーボスタンダード」は価格帯が安いだけあって住宅性能も最低限となる。特に気密性・断熱性は具体的なUA値・C値なども不透明なので、あまり自信がないと判断するのが妥当じゃ。
気密性・断熱性をはじめとする住宅性能にこだわりがある方はあまり向いていないと言えるじゃろう。アイダ設計で性能にこだわると、オプションをたくさん追加することになって結局「ローコスト住宅」というアイダ設計の最大の強みが失われてしまうことにもなりかねない。
住宅性能にこだわりがあるなら、アイダ設計だけでなく他にもいろいろなハウスメーカーをチェックして、よく比較検討するべきと言えるじゃろう。
今回の記事をまとめると
- アイダ設計のメリット(長所)
- ローコスト(正直価格)
- 安心の自社一貫施工(社員大工育成にも注力)
- 耐震実験をクリア
- 狭小地設計が得意
- 建物35年保証(初期保証は10年)
- アイダ設計のデメリット(短所)
- 気密性・断熱性が不透明
- 外観・内装・設備グレードが低い(安っぽい)
- 主力のローコストモデルはオプション採用のケースが多い
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