ミサワホームの気密性・断熱性について解説します!

ミサワホーム 木質パネル工法ミサワホームの解説ブログ
マイホーム博士
マイホーム博士

今回のブログ記事では「ミサワホームの気密性・断熱性」について詳しく解説していくぞい!ミサワホームの気密性・断熱性が知りたい方はこのブログ記事を読めば一発で解決じゃよ!

ミサワホームの気密性・断熱性能は普通より少し上のレベル

マイホーム博士
マイホーム博士

さて、今回のブログ記事では「ミサワホームの気密性・断熱性」について特集じゃ!

ちなみにミサワホームは木造住宅・鉄骨造住宅どちらも手掛けており、木造住宅でも複数の構法があるが、このページではミサワホームの主力工法「木質パネル工法」の断熱性にフォーカスしていくぞい。

助手ちゃん
助手ちゃん

ミサワホームといえば「南極の昭和基地(居住棟)」を建てたことで有名なところですよね!

南極・昭和基地(居住棟)

マイホーム博士
マイホーム博士

そうそう!昭和基地の居住棟は南極という過酷な環境にも関わらず40年以上も問題なく建っている。ミサワホームは非常に頑丈なマイホームを建てるハウスメーカーと言えるのう!

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ミサワホームは南極の建物を建てるくらいだから、気密性・断熱性もかなり優秀なのかな?

マイホーム博士
マイホーム博士

んー。実はミサワホームは気密性・断熱性はそこまで特別優秀というわけではないのじゃよ。
まぁ普通よりちょっと上くらいのレベルかな。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

そうなんだ?!ちょっと意外だポン。

助手ちゃん
助手ちゃん

有名な大手ハウスメーカーでも、気密性・断熱性は実はそこまで優秀じゃないってところ意外に多いですね。

マイホーム博士
マイホーム博士

そうじゃよ。大手ハウスメーカーだからといって全面的に性能抜群!というわけではない。だからハウスメーカーごとに性能を把握しておくことが大切なんじゃ。

 

ミサワホームもどちらかというと気密性・断熱性よりも「家の安全性」に注力しているハウスメーカーじゃな。

助手ちゃん
助手ちゃん

なるほど。じゃあミサワホームの気密性・断熱性はそこそこってことですね。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。ただミサワホームの壁パネルは「標準仕様」「高断熱仕様」の2つのグレードがあって、高断熱仕様ならばまぁ割と優秀じゃな。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ふーん。でも高断熱仕様にグレードアップすると、オプション料金がかかるんでしょ?

マイホーム博士
マイホーム博士

かかるはかかるけどミサワホームの高断熱仕様は割と安いようじゃよ。

だいたい30~40坪程度の一般的な広さの家で「+20万円前後」で高断熱仕様の壁パネルに変更できるのじゃ。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

へー、それくらいの料金ならいいね。

マイホーム博士
マイホーム博士

ま、標準仕様でも寒冷地でない限りはミサワホームでも快適に暮らせるレベルと考えてOKだけどね。

断熱性で後悔している人はすごく多いんです!

せっかくマイホームを建てるなら、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が理想ですよね。

マイホームの温熱環境で後悔したくないなら、必ず「UA値」という数値をカタログスペックで比較してください。UA値は「住宅の断熱性能を客観的に示す数値」で、値が低いほど優秀と考えてください。

UA値は間取りプランごとに異なるため、カタログに載っている数値はあくまで目安です。ですが目安を掲載するかどうかがハウスメーカーの「断熱に対する自信の差」。現に断熱性に自信があるハウスメーカーはほぼ必ず「UA値」の目安を載せています

もしカタログにUA値の目安が掲載されていなければ「断熱に自信なし」と考えていいです。断熱性は各ハウスメーカーの実力差が顕著に表れるポイントです。断熱性で戦っても競合他社に勝てないメーカーは「あえてUA値を載せていない」というケースが多いのです。

住宅性能のなかでも断熱性は「特に日常的に実感する性能」です。断熱で後悔している人が多いということは、裏をかえせば断熱性が高い住まいは驚くほど快適ということでもあります。

カタログスペックの「UA値」で比較しておけばマイホームの温熱環境の失敗はまずありません。せっかくの注文住宅、温熱環境で後悔しないために「UA値」は必ず最新のカタログで比較しましょう!

≫高気密・高断熱のハウスメーカーを比較する≪

ミサワホームの木質パネル工法

ミサワホーム 木質パネル工法

マイホーム博士
マイホーム博士

それでは具体的にミサワホームの断熱性について解説していこう。
まずミサワホームの主力工法といえば「木質パネル工法」じゃな!この工法は木質パネル同士を高分子接着材やスクリュー釘、接合金物などで強固に接合することで「モノコック構造」にしているぞい。

助手ちゃん
助手ちゃん

2×4工法に似たような工法ですね。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。
ミサワホームの木質パネル工法は2×4とは寸法が異なるが、建物を壁(面)で支える工法という面では共通しているな。モノコック構造の家は、壁自体が強固に接合されているので気密性を確保しやすい工法でもあるのじゃよ。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ふむふむ。

マイホーム博士
マイホーム博士

で、ミサワホームの家はこの木質パネル自体に断熱材が充填されているのじゃ。こんな感じに。

ミサワホーム 木質パネル

ミサワホーム 木質パネル

助手ちゃん
助手ちゃん

なるほど。壁パネル自体に断熱材がセッティングされているって感じなんですね!

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。ちなみに壁パネルの内部は「格子状」になっている。
グラスウールは年月が経つと自重でずり落ちてしまうことがあるので、それを防ぐために内部を格子状に仕切っているのじゃな。

木質パネルの内部構造

木質パネルの内部構造

たぬきちゃん
たぬきちゃん

なるほどアタマいいポン!

マイホーム博士
マイホーム博士

壁パネルは標準仕様で「90mm」で、高断熱仕様で「120mm」の分厚さになっておるぞい。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ん?それは断熱層の分厚さってこと?

マイホーム博士
マイホーム博士

いや、あくまで壁パネルの厚みなので断熱材だけの厚みでいえばもう少し薄い。断熱材の厚みは次の項目で解説するぞい。

ミサワホームの断熱材(分厚さ)

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ミサワホームは断熱材になにを使っているのかな?

マイホーム博士
マイホーム博士

ミサワホームがメインで使っている断熱材は「グラスウール(16K)」じゃな。

グラスウールのKとは
グラスウールの「K」とは密度を表す単位のこと。例えば「グラスウール16K」の場合、1立方メートルで16キログラムという意味です。
助手ちゃん
助手ちゃん

グラスウール16Kってことは、積水ハウスとかセキスイハイムと同じグレードですかね。

マイホーム博士
マイホーム博士

そうじゃな。グレードとしては悪くはないが、特別高いわけでもない。ま、近年の注文住宅ではよく採用される一般的なグラスウールじゃな。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

ミサワホームの断熱層の分厚さはどれくらいなの?

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。ミサワホームの断熱材の分厚さは以下の通りじゃな。

断熱箇所標準仕様高断熱仕様
外壁高性能グラスウール16K(75mm)高性能グラスウール16K(100mm)
天井ロックウール(200mm)ロックウール(200mm)+遮熱材
床下高性能グラスウール16K(120mm)高性能グラスウール16K(120mm)
助手ちゃん
助手ちゃん

標準仕様だと、外壁部分でグラスウール16K(75mm)ですか。ちょっと薄いようにも感じますね。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

高断熱仕様でも外壁部分100mmかぁ。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。標準仕様の「外壁部分:75mm」は大手ハウスメーカーとしてはちょっと薄いと言えるかな。高断熱仕様の100mmでもそこまで分厚いわけではない。

 

ただ、ミサワホームの木質パネル接着工法は工法自体が気密性・断熱性を確保しやすいから、これくらいの分厚さでもそこそこの数値にはなるのじゃよ。

 

具体的なミサワホームの断熱性の数値は、後ほど解説するぞい。

ミサワホームの窓断熱

マイホーム博士
マイホーム博士

次はミサワホームの窓断熱について解説するぞい。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

窓は大事だポン!一戸建て住宅の断熱性能の5~6割くらいは窓で決まるんだから!

マイホーム博士
マイホーム博士

その通り!
ミサワホームの窓断熱は地域によって差があるが、だいたいこんな仕様になっているぞい。

省エネ基準地域区分窓ガラス窓サッシ断熱性能
1.2地域ダブルLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り)樹脂サッシ(高断熱仕様)U値:1.12~1.54
3.4地域Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)樹脂サッシ(普及仕様)U値:1.49~1.77
4.5.6.7地域Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)アルミ樹脂複合サッシU値:1.49~1.90
マイホーム博士
マイホーム博士

4.5.6.7地域仕様が寒冷地以外の標準仕様と考えてOKじゃな!

たぬきちゃん
たぬきちゃん

えーと窓ガラスがLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)で、窓サッシがアルミ樹脂複合サッシかぁ。普通な気がするポン。

マイホーム博士
マイホーム博士

そうじゃな。もちろん、性能が悪いわけではないが、このくらいの装備なら近年の注文住宅としては普通じゃな。

助手ちゃん
助手ちゃん

断熱性能を重視したい場合は、窓断熱の仕様をアップグレードすることも検討して良いかもしれないですね!

ミサワホームのC値 UA値

助手ちゃん
助手ちゃん

ではミサワホームの具体的な気密性・断熱性の数値を教えてください!

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。ミサワホームの気密性・断熱性は以下のとおりじゃな。

ミサワホームの断熱グレードC値(cm2/m2)UA値(W/m2K)
標準仕様非公表0.53
高断熱仕様非公表0.40.~0.42
助手ちゃん
助手ちゃん

あれ?ミサワホームはC値は非公表なんですね。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。残念ながら、ミサワホームは気密性を表すC値に関しては非公表なんじゃよ。壁パネル同士を密接に繋ぎ合せる工法なので、気密性は悪くはないとは思うけどね。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

でも、非公表ってことは自信がないってことでしょ!

マイホーム博士
マイホーム博士

そうじゃな。そう考えておいた方がいいと思うぞい。

助手ちゃん
助手ちゃん

でもUA値は割と優秀ですかね。

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。ミサワホームは一応、標準仕様でも4地域以南のZEH基準「UA値:0.6以下」をクリアしているというのが一つのウリだからね。悪くはない数字じゃよ。

 

ただZEH基準(UA値)をクリアしているからといって、他社ハウスメーカーと比べて抜群に優秀か?といえばそういうわけではない。

 

ミサワホームよりも優秀なUA値を叩き出しているハウスメーカーはたくさんあるからね。

たぬきちゃん
たぬきちゃん

でも、標準仕様でUA値0.53なら快適に暮らせそうだね!

マイホーム博士
マイホーム博士

うむ。結論として、ミサワホームの断熱性は「普通よりちょっと優秀」と言えるレベルじゃ!
寒冷地の方や、断熱性を特に重視している方でも壁パネルを「高断熱仕様」にアップグレードすれば問題ないレベルと言えるじゃろう。それに高断熱仕様の壁パネルでもオプション料金はそこまで高くないしね。

注文住宅はとにかく「比較・相見積もり」が"超重要"です!

マイホーム博士
マイホーム博士
さて、アシスタント諸君よ! 注文住宅でマイホームを建てたいと思った時「まず何をすべきか?」知っているかね?
たぬきちゃん
たぬきちゃん
わかんないポン!
助手ちゃん
助手ちゃん
えーと、あ!住宅展示場に行けばいいんじゃないですか?
マイホーム博士
マイホーム博士
チッチッチ! 「いきなり住宅展示場へ行く」のはハッキリ言ってオススメしないぞい。長くなるのでオススメしない理由は以下のリンクで読むのじゃ。

なんで「いきなり住宅展示場へ行っちゃダメなの?」理由はコチラ!≫

マイホーム博士
マイホーム博士
結論から言うが、マイホームを検討し始めたらまずは「カタログ比較をする」のが正解じゃよ!
たぬきちゃん
たぬきちゃん
なんでや?
マイホーム博士
マイホーム博士
なにも住宅に限った話ではない。例えば最新型テレビを買う場合を考えてみよう。
テレビも同じような見た目でも画質や機能はもちろん価格だってピンキリじゃ。だからテレビを買う前にスペックを比較するもんじゃろ?
たぬきちゃん
たぬきちゃん
そりゃあするよね。
だって知らないで画質が悪いテレビとか価格が高いテレビ買っちゃったら損じゃん。
マイホーム博士
マイホーム博士
そう!その通りなんじゃ。
注文住宅だって同じような見た目でも「性能差」「デザイン差」が大きいもの。 そしてなによりテレビとは比較にならんくらいに「価格の差」が大きいのじゃ!
助手ちゃん
助手ちゃん
そうなんですか… いったいどれくらいの価格差があるものなんですか?
マイホーム博士
マイホーム博士
ハッキリ言って同じような性能の家でもハウスメーカーが違えば200万円、300万円の価格差があることは当たり前。場合によっては800万円以上の価格差があることだってザラじゃよ。
たぬきちゃん
たぬきちゃん
800万円以上も?!
助手ちゃん
助手ちゃん
じゃあ注文住宅を比較しないで買っちゃったら知らず知らずのうちに800万円も損していたってことがあり得るってことですか?!
マイホーム博士
マイホーム博士
余裕であり得るし、別に珍しい例じゃないぞい。

と、いうかオーダーメイドの注文住宅の場合「複数のハウスメーカーで比較しない限り、自分の希望条件のマイホームの適正価格がつかめない」と言った方が正確じゃろうな。
どうじゃ?
もし自分がウン百万円単位の金額を損していたことが後からわかったら後悔するじゃろ?
たぬきちゃん
たぬきちゃん
いや、後悔なんてモンじゃないんだが。
マイホーム博士
マイホーム博士
うむ。 だからこそまずはカタログ比較をするべきなんじゃよ!
たぬきちゃん
たぬきちゃん
カタログを比較すればハウスメーカーの価格差で泣くことはないの?
マイホーム博士
マイホーム博士
正確には、複数社のカタログを比較して候補のハウスメーカーを見つけたら次に「相見積もり」をすることが絶対条件にはなるけどね。
ただ、ハッキリ言って「複数社のカタログ比較」「相見積もり」という手順を踏むだけでウン百万円単位の金額を損してしまう可能性は格段に減ると言ってよい。
たぬきちゃん
たぬきちゃん
比較めちゃくちゃ大事じゃん。
マイホーム博士
マイホーム博士
うむ。それにカタログを比較することによって価格差だけでなく、目には見えにくい「住宅性能も比較できる」からね!
助手ちゃん
助手ちゃん
なるほど。そういう見た目でわからない部分を比較できるのもいいですね!
マイホーム博士
マイホーム博士
そういうこと!
なにより家族でカタログを見ながら「これもいいな!それもいいな!」と話す時間は最高に楽しいものじゃよ!

失敗の確率も減るし、すでに気になるハウスメーカーがあったとしても「少なくとも5~6社くらいの住宅カタログは比較しておくこと」をオススメするぞい!

コチラからすぐに住宅カタログを比較してみよう!

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今回の記事をまとめると

  • ミサワホームの断熱性は普通よりやや上
  • ミサワホームは気密性(C値)は非公表
  • ミサワホームは高性能グラスウール(16K)を採用
  • 窓断熱は普通レベル
  • 高断熱仕様の壁パネルもある(オプション+20万円前後)
ミサワホームとよく比較されるハウスメーカーは?

ミサワホームと価格帯が近いハウスメーカー
トヨタホーム
トヨタウッドユーホーム
一条工務店
住友不動産

ミサワホームより少し価格帯が高いハウスメーカー
積水ハウス
セキスイハイム
住友林業
ダイワハウス
パナソニックホームズ
三井ホーム
三菱地所ホーム
スウェーデンハウス

ミサワホームより少し価格帯が安いハウスメーカー
タマホーム
クレバリーホーム
アエラホーム
フィアスホーム
アイフルホーム
富士住建
桧家住宅

ミサワホームは、木質パネル接着工法による頑丈なモノコック構造の住まいを手掛けるハウスメーカーです。耐震性の面で安心できるほか、ミサワホームは「天井高140cmの収納空間:蔵(くら)」など空間を立体的に賢く活用するプランニング力も人気。スキップフロアなどとも相性がよいので、限りある敷地面積を最大限有効活用したい方はぜひチェックしておきたいハウスメーカーです。

ミサワホームはミドルコストハウスメーカーに分類される価格帯ですので、同価格帯のハウスメーカーとともに「少し高いハウスメーカー」「少し安いハウスメーカー」のどちらとも比較されている方が多いです。

競合ハウスメーカーと見比べることで「今までとは別の大事なポイント」が新たにわかることもあります。ミサワホームを候補にしている方は、ぜひ上記のハウスメーカーと比較しておいてください。

≫ミサワホームとよく比較されるハウスメーカー≪

上記の「ミサワホームとよく比較されるハウスメーカー」の多くがライフルホームズでカタログを無料で取り寄せられます。ミサワホームの競合ハウスメーカーを比較するなら以下の手順がオススメ。約3分で完了し、もちろん無料です。

①価格帯を指定せずに建築予定地を選択
②対応メーカーから欲しいカタログにチェック

≫ミサワホームとよく比較されるハウスメーカー≪

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